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253 帰ったら
アルホに雨霰のように降り注ぐ攻撃
アルホは気配操作と高速移動を駆使して
直撃は免れていた。
意識が、遠のく
その時
斬撃が走る
斬撃は魔物に直撃
「直撃して無傷かよ
笑えないな」
「アルホさん!
回復サポートします」
「ハサクさん、ラマさん
どうして、、、」
混乱するアルホ
「たまたま医療班と合流できた
班長は大丈夫だ。
ガロンが今頃本部に報告に向かってる
一緒に帰るぞアルホ」
「は
は
ははは
なんで戻ってきたんですか、、
ほんと、、、
」
アルホは笑う
もう何も考えられない
どうでもいい
2人がなんで戻ってきたかなんとなくわかる
体が熱くなるアルホ
「帰ったら
気配操作のやり方教えろよ」
「はは
わかりました」
「帰ったら
アルホさんの
仲間の話もっと聞きたいです」
「もちろん」
アルホは不思議な感覚になる。
絶望的な状況なのに
恐怖心が薄れていく
(2人を、、、
無事に帰したい)
アルホの雰囲気が変わる
アルホの髪が靡く
青く
蒼く
アルホは光に包まれる
(なんだろう
力が、、
湧いてくる)