25 光の謎
25 光の謎
「すごいことがわかったな!これであの剣の性能期待できそうたぜ!!」
トランは嬉しそうにはしゃぐ
「そうだね!楽しみだね!」
「あと、もう一つわかったんだけど、青い光について調べたんだ、、」
「なんかわかったのか!?」
黒い魔物と戦った後にトランとベルグを救った青い光についてベルグは調べていた。
「うん。それらしき情報を見つけたよ」
「おー!さすが自称・・」
トランが良からぬことをまた言おうとする
「それ!もういいから!」
ベルグがそれを制止する。
「で!あの光なんだけど、進化の光じゃないかと思いんだ。」
「進化の光?」
「魔物が進化するのは知ってるよね?」
「あー教官言ってたな。」
「そうそれ。魔物は長い間、生続けると上位の存在に進化する。だから500年以上生き続けてるダギラめちゃくちゃ強かったんだけど、、、。
魔物が進化する時にあの青い光が出る見たいなんだ。」
「オレたち魔物じゃないけど?」
「そうなんだけど、あんまり知られてないけど人間も進化するんだよ。」
「えっ!!マジ!?」
「過去に進化できた人はかなり少数なんだけどね。」
「、、、なるほど」
トランは納得したように考えこむ。
「あれから怖いくらい体が冴えてる理由がわかった気がするぜ。」
「やっぱりトランもそうだったんだ。」
ベルグにも心当たりがあった。
「ああ」
、、、
、、
「それで、人間は進化したら何になるんだ?魔物にでもなるのか?」
「えっと、それについては魔物の本に書いてあるんだよ。」
「トランここ見て」
ベルグは本の内容をトランに見せる。
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◆人族の進化について
通常種 : 人
上位種 : 剣人、賢人、聖人、戦人、拳人
幻種 : 勇者、賢者、聖者
「え!勇者って進化でなれんの?」
「いや、勇者は例外なんだ。」
ベルグが答える。
「この幻種は選ばれた人しかなれないみたいだよ。しかも勇者は勇者の状態で生まれてくるんだって」
「その本面白いこと書いてあるな。」
「この本は500年前に賢者カルヤ様の書いたものだから、信憑性は高いよね。」
「おー!!賢者が書いた本なのか。そんな高そうな本どこで手に入れたんだ。」
「ふっふっふっ!僕は貴族だからね。いろいろルートがあるんだよ。」
ベルグが自慢げに笑う。
「おー!闇に堕ちた天才剣士!」
「堕ちてない!!」
、、、
、、、