246 北部森林探索
アルホと白1の騎士たちは
北部森林エリアを探索していた。
北部には荒野、平原、森林と
3つのエリアが存在する。
ほとんどの魔物は荒野、平原にいるため
騎士たちもそれらに派遣されることが多い。
森林エリアは強力な魔物の存在が確認されているが、数、被害も少ないため、
今まで探索はされてこなかった。
「全然魔物いねーな?」
ハサク
「確かに
ジラックを討伐して以降何もいません」
ラマが続く
ジラック:B級上位甲殻類系の魔物
「強力な魔物になると
ある程度大きな縄張りを形成することがあります。」
アルホ達は森林の中央部に差し掛かろうとしている
「なるほど
縄張りを形成する魔物が多いと
遭遇する魔物が少なくなると」
ナルが理解する
「はい
なのでやはりこのエリアは
上位の魔物が独占している可能性がありますね」
「この少なさだったら
危険度は低いと考えていい、
、、、
ここは放置しても良さそうだな」
ナル
「そうですね、、
、」
アルホには違和感があった
魔物が少なすぎる
先程の魔物ジラックは確かにB級上位の強力な魔物だった
しかし何か違和感が
アルホは
1人警戒を強める
アルホは
ふと考える
(アニキならどうするだろう)
、
、
、
「あっ
魔物です」
ラマが魔物を発見する
黒い狼
「なんだ
ダークウルフか」
ダークウルフ:C級上位
闇を纏うようなその狼は
通常のダークウルフより
小さく見える
「オレ1人で大丈夫だ」
ハサクが1人剣を抜き魔物に接近しようてする
、
違和感
何かおかしい
アルホは思考を巡らせる
この森にダークウルフ?
C級上位
魔物の接近に気づくのが遅れた
あの魔物の纏う雰囲気