241 吸血鬼トラン
ベルグの部屋
「おいベルグ!
これ!」
トランは自慢げに赤い液体が入った瓶をベルグに見せる。
こ、これは、、、
「えっ!
それ、何の血?」
ベルグは疑問に思う
最近、鑑定するほどの強い魔物には遭遇していないはず、、、
「ハラの血だ」
「ハラ?
、、、
!!
えっ
えぇ〜ー!!
ハラさんの血??」
「だからそう言ってるだろ
何驚いてんだ?
アイツの鑑定は絶対面白いぞ!
」
うれしそうなトラン
「、、、
君、、、
聞くのが恐ろしんだけだ、、、
」
「何がだ?」
「どうやって
その、、
血をもらったの」
「普通に
お前と一緒だ
血くれって言ったんだ」
トランは何事もないよにいう
「全然普通じゃない!!
女性に向かって
血をくれ
っておかしいから!!
君最低だよ!」
「は?何怒ってんだ
お前だってアラグにもらってただろ?」
「君と一緒にしないでくれ!!
僕はちゃんと能力を鑑定できるかもしれないからって協力してもらったんだ!!」
「同じだろ」
「違う!!
全然違うから!!
、
なんの説明もなく血をくれなんて、、、
そんな恐ろしい事、僕にはできない、、
しかも女性に」
「はいはい」
まったく気にしないトランは
ベルグの部屋にある机や棚の
引き出しを開けて何か探してる。
「そこじゃない!
右上」
ベルグが何かの場所を教える
「おっ!
あったあった」
トランが鑑定紙を見つける。
トランは鑑定紙を探していたのだ。
それを理解していたベルグ
なんだかんだでいいコンビだ
「ハラさん
よくそんなんで
血くれたね?」
「かなりいやそうだったからな
レアな魔物の素材を分けて
黙らせてやった
ははは」
トランは笑う
「ははは じゃない!!
それ!
絶対誤解されてるよトラン!!
変態だと思われてるかもしれない!
」
「血があれば〜
なんでもできる!
これ一本!
よっ!
吸血鬼ベルグ!」
「人の話し聞け!」