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眠る少年トラン  作者: たみ
217/345

217 圧倒?




トランの援護魔法に

ハラの剣



準優勝コンビは猿の魔物を圧倒していた。


魔物は反撃も出来ず、


ダメージが蓄積されていく、、





「ガー

がー

ガー

がー」


魔物は明らかに弱っている。


荒い息で呼吸する魔物


再生のスピードも落ち始めている。




「ハラ!

仕留めるぞ!!」


トランが剣を持ち変え

援護をやめハラに合流する。





「凄まじい再生力だな

私1人なら苦戦していたかもしれん、、」




「ああ

A級で再生持ちは俺も初めてだ」




「いくぞ」


「ああ」





トランはハラに目で合図を送る。


ハラはそれに反応し



トランと共に魔物に突撃する。


再生力の弱った魔物に王手をかける。






、、




トランは突撃する刹那

魔物の表情をみる。



「、、、」


トランには違和感があった

(弱すぎる、、、)



トランはジンの言葉を思い出す。

、、、


(トラン君、あの猿の魔物はとても賢い)





トランには魔物の表情が少し笑ったように感じた。

普通の冒険者なら見逃す些細な変化


しかしトランには


そして、



魔物の口が光る





「ハラ!罠だ!!」



「!!」




魔物の口から熱線が放たれ二人を襲う。







魔物の変化にいち早く気づいたトランは

ハラをつき飛ばし熱線から逃す。


「!!」


つき飛ばした反動を利用し自分も回避するトラン




混乱するハラだが


「トラン助かった!」

状況を理解する




「いや、

オレのミスだ!

作戦を立て直す!

ハラは前衛

オレは援護」




「りょうか、

!!


トラン!おまえ、、」

突然、驚くハラ



「。、。、」

眠そうな目のトラン





「腕が、、、」



トランの



トランの右腕は肘から先が失われていた。



回避の時、トランの右腕は熱線の直撃を受けて

焼滅していた。



「大丈夫だハラ

こういう事はたまにある

運が良ければ生えてくる」

トランは魔物を見ながら答える。

が苦しそうな表情



「そんなわけあるか!!」

涙目で叫ぶハラ


事実、トランは一度腕を失った事がある。

そんな事は知らないハラ。




「とにかく

気にすんな!

あの熱線は何度も打てないみたいだ

アイツ、外してかなり焦ってるぞ」





「、、、

わかるのか」




「なんとなくな」


トランの身を心配するハラだが、

トランの言葉を信じるしかないハラ

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