211トランの考察
ジンは今の状況を詳しくトランに説明する。
10年前の出来事も全て
「、、、」
トランは目を閉じて?
考えている?
スー
スー
スー
「トラン!!」
叫ぶハラ
「おわっ!!」
驚くトラン
「トラン!貴様!
まさか!この状況で、、、」
、
、
、
「いやいやいや!
大丈夫だハラ!
任せろ」
トランはニカっと笑う
何が大丈夫かわからないハラ
そして家臣たち
まったく任せられない。
トランが話し出す
「魔物の大群ってあったが、
魔物の種類はわかってるのか?」
ジンに対する
トランの対応は無礼極まりないが
その事に触れるものはいない。
ジンにとって
トランはサーネを救出した恩人だ。
公爵家ではトランは客人という扱いだった
トランを良く思わない家臣も中にはいたが、
、、
、
、、
剣術大会で変わった。
公爵家のために戦うトランを見て
憧れの眼差しで見るものもいる
そんなことになっているとは知らないトラン
「トランくんに報告書を」
ジンがトランに報告書を渡すようにいう
「、、
、
、」
トランは報告書の地形図をみる。
そしてそこに記された魔物の名前を
見ていく。
「C級上位が大半で
B級がそこそこで
B級上位が稀にいる
感じか、、、」
「トランくん?
そのC級とかB級とかはなんの事なんだい?」
みんなの思っている事を代弁するジン
「ああ、、
これはオレらの国で魔物の危険度
をわかりやすくした基準だ。」
「なるほど、、
で
トランくんからみて
どのくらい危険なんだい?」
「この魔物の群を
正面から迎え討つとなると、
、、
オレの国なら
全冒険者と騎士団で対処するレベルだ。
簡単にいうと災害レベルだ。」
「、、、」
深刻さが伝わる
「C級上位の魔物はこの国の一般兵3人がかりで対応できるレベルだ。
B級はその10倍ヤバイ
B級上位は50倍はヤバイ」
「なっ、、」
「、、、」
この危機的状況に全員が押し黙る
。
「公爵軍全軍を集めなければ、、、」
幹部の1人がいう、、