203 ギルドポイント
「この隅のところです見てください!」
アリサはページの中な一部を指差す。
「『クラン構成員ポイント平均値』
のところですか?
、、、」
「そこです!!」
すごい剣幕ねアリサ
「え〜と、、、
平均値ランキングもだいたい
5大クランで、、、、
あれ?、、、」
固まるアルホ
アルホとアリサの会話が気になり、
よってくる積み木少年隊
「どうしたんだ?アルホ!」
積み木隊長がアルホを気にかける。
「アルホさん何か気になることでも」
積み木副隊長も気にかける。
、
、
「アルホさん気付きましたか?」
、
、
「、、はい
これは、、
その、
何かの間違いじゃ」
「いえ
間違いではありません」
残念そうな顔になるアリサ
「あっ!冒マガに
『箱』の名前があるのだ!」
見つけてしまう積み木隊長
「さすが『箱』です!
皆さんのクランなだけはある!」
少しバカな積み木副隊長
「アラグもクランの一員なのだ!」
「ありがとうございます!
これからも一層精進します!」
照れる副隊長
「「ははは」」
楽しそうな積み木少年隊
、、、
「これはどうゆう事なんですか?」
積み木少年隊を無視して
アルホが聞く
「私も驚いたんですが、、、
普通に考えるとですね。
クラン構成員が全員A級クラスの『箱』
なら当然と言えば当然の結果なんです、、
私も見落としてました。」
「全員がB級依頼を普通にこなせるとなると、
、、このとてつもない数字も納得です。
特にトランさんは依頼完了のスピードも異常ですから、、、」
「さすがアニキ!」
「さすがトランさんです!」
積み木隊
◆クラン構成員ポイント平均値ランキング
1位『箱』 5020ポイント
2位『赤獅子の牙』 480ポイント
3位 『緑龍』 465ポイント
・・
・・
「どうしましょう、、、」
青ざめるアルホ
アルホだけが、事の深刻さをわかっていた。
ベルグやアラグといった
超弩級生物がいる『箱』は目立っては
いけない。
王国ギルドそしてクラン長トランの意向も同じだ。
「ここで提案なんですが、、」
アリサが提案を言い出す。
「はい」
聞くアルホ
「『誤記』という事で処理するというのはどうでしょう??」
「えっ!!
そんな事できるんですか?」