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眠る少年トラン  作者: たみ
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19 帰還

19 帰還


トランとベルグはアルトール騎士学校の学長室にいた。


ベルグはザウスの谷での出来事を話した。


学長が話す

「、、、そうか」


「あの谷を1回生二人で抜けるとは信じられんが、、、」

「こうして目の前にいると言うことは事実なのだろう。」

「よく戻った。ベルグ、トラン」


「しっかり休養しなさい。」

「2、3日休めるようギル教官には私から話そう」





二人は学長室をでたあと教室に顔を出した。


「みんな久しぶり」

ベルグはいつもと変わらない笑顔で教室に入る。


「、、、」

トランは何も言わない。





ベルグとトランが現れ、

クラスメイト達は一瞬大騒ぎとなった。



「「「!!」」」

「ベルグ!!!トラン!!!」

「やっぱり生きてたんだ!!」


「バカ!ベルグがそんな簡単に死ぬわけないだろ!」



ベルグとトランの捜索は行われたが、見つけることが出来なかった。時間がたちクラスメイト達は最悪の結果を想像していた。




ベルグにクラスメイト達が群がりもみくちゃにされていた。泣いている生徒もいる。




トランはその様子を見て少しだけ笑った。





「トランおかえり!」

珍しくトランに声をかける生徒がいた。

そこにはパルが立っていた。


「僕は信じてたよ!」

パルの手は震えていた。

パルは自分の無力さを感じていた。


教官を呼びに行くことしかできない自分の無力さが許せなかったパル。




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