177『クラン番号』
「こんにちは!アルホさん、バルカさん。」
アリサはトランの留守中に
クランの維持費を取りにクラン『箱』の
拠点にきていた。
「アリサさんこちらが維持費になります。」
アルホは金貨の入った袋をアリサにわたす。
「ありがとうございます。
書類を作成するので、
こちらを記入してください。」
二人は書類を見ながらここに記載していく
「えーと
クラン長は『アニキ』で、
と」
「バルカ!違う!
『アニキ』じゃわからないだろ!
」
「ははは
そうだったのだ!」
「アリサさん『クラン本部の所在地』
の欄なんですが、、、」
アルホが記載したくない項目をアリサに聞く
「そこは空欄でいいです!
クラン『箱』の拠点がおおやけになるのは
ギルドとしても困りますので。
」
「了解です!」
答えるアルホ
難しい顔のバルカ
「えー『構成人数』
はアニキとアルホとオレ、
ベルグさん、あとアラグで
、
、?
、
6?」
バルカが指をおりながら数える。
「5!バルカ!全部で5!
一人増えてるから!
どうやって数えたんだ!
指で数える意味がまったくないじゃないか!」
「ははは
そうだったそうだった。
数え間違えるほど
たくさんになったのだ!!!」
仲間が増えて嬉しそうなバルカ。
「、、、」
呆れるアルホ、アリサ
バルカを置き去りに
「あと最後のわからないですが、
『クラン番号』ってなんですか?」
「それはですね、
クランが創設された順番でギルドが番号を付けていくんですよ」
「そうなんですね!
初耳です。」
アリサが書類をめくる。
「えーーと
クラン『箱』はですね、
クラン番号は
『7023』
になります。
」
「ありがとうございます。」
書き込むアルホ
「7000もクランってあるんですね。」
アリサから7000と聴き気になるアルホ
「そうなんですが、
過去7000あったというのが正確でして、
解散などで
現在、活動してるのは5000弱ぐらいです。」
「スッゲー!!」
アリサとアルホの話しを聞いて目を輝かせるバルカ
「じゃあアルホ!
『1』番は最初にできたクランって事?」
バルカが気になった事を聞く。
「そうゆう事になるんじゃないかな」
答えるアルホ