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眠る少年トラン  作者: たみ
176/345

176 悪魔と子供達




トランは新大陸に来て ふた月がたとうとしていた。


トランにとって

新大陸での冒険活動は楽しく。


今まで見た事のない魔物はトランを歓喜させた




トランは今日もまた、

まだ見ぬ魔物を求めて冒険するのであった。







たっ



たっ



たっ



公爵領内を歩くトラン



領内ではトランを恐れ皆が隠れる。





ひとけのない道を歩くトラン








その時



トランに石が飛んでくる。





「ん」



なんなくよけるトラン








(あっよけられた!)




(下手くそ!

次はオレが

おりゃ!!)






「ん」

なんなくよけるトラン





(クソ!素早い!さすが悪魔だ)



子供達の声




(次はお前いけよ)



(えっ私?

やだよ怖いよ)




(はやく

はやく)


(でも)




(いいから)



(んー

えいっ)




また石が投げられる。




しかし



先程までそこにいた

トランが消えている。





(あれ?)



(どこいった?)













子供達は突然背後に気配を感じる。






「ががががが」

トランが奇妙な声を出す





「げ!!」

「キャ!!」

「わー!?」


驚く子供達








「がががが

うまそうなガキだ!!」

トランが子供達を怯えさせる。






震える子供達



「ガァー!!!!」

叫ぶトラン







「ギャぁああー!ん!あーー!!、、」

いっせいに逃げ出す子供達。




「たた食べられる!!」



大急ぎで逃げ出す子供達






「わっ」

1人、子供が転ぶ





他の子供達は恐怖のあまり1人転んだ事に気付かずに逃げていってしまった。




1人残される子供









トランはその子供に接近する。








怯える子供

「ああ あ」





トランは転んでいる子供を両手で

起き上がらせる。




子供の手は擦り傷がついていた。


子供は恐怖のあまり

今にも倒れそうだ。



トランは懐から取り出した、

何かわからない液体を子供の手に垂らす。




すると子供の傷はみるみる治った。



「えっ!!」

驚く子供






トランは子供の手にミツアメを三つのせる。


そして

子供の頭をポンポンと叩き


歩いて去っていった。




子供は逃げず



トランを見ていた。



子供はトランが見えなくなるまで

その後ろ姿を見ていた。





いつもありがとうございます。

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