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眠る少年トラン  作者: たみ
168/345

168 新大陸 邪魔




戦闘は続く。


トランはかろうじて致命傷はせけてはいた。


「、、、すげ」


周りの兵士達が声を漏らす。


トランと魔族の指揮官ハラの打ち合いをみて

唖然とする兵士達。



レベルの違う戦いに、動けずにいた。


下手に動くと足手纏いになる。


、、、しかし


動かずとも



指揮官ハラに勝利が傾いてきていた。






、。





ハラは考える。


なぜ目の前の黒髪の者は剣の戦いに身を投じたのか?


先程の力をなぜ使わないのか?


これほどの劣勢でなぜ?






、。



、、







ハラにはわからなかった。



しかし



ハラは自分にできる最善の戦いをする、、、



そして



詰める。






ハラの剣圧が一段上がる。





トランに迫る。




とてつもない気迫




、、




、、










その時



トランとハラの前に




一人の少女が飛び出す。




「!」


「!!」



サーネ!!





トランに向けた


ハラの剣


しかし





その間に


突如現れたサーネ





剣は、、、


迫る。








一瞬の出来事、










ハラの剣が何かに強く弾かれる。

その勢いで吹き飛ぶハラ。





「!!!」





何が起きたかわからない兵士達


そしてハラ






「ばかやろう、、、


隠れてろと言っただろ

呆れたようなトラン





「だってトラン、、、

いっぱいけがしてる」


サーネは泣いていた

そしてトランに抱きつく




トランはサーネの頭をまたポンポンとする。






、、、







「サーネ様!!」

指揮官ハラが叫ぶ

ハラは無傷だ。


とても驚いている。


指揮官ハラはサーネを知っているようだ。




「!!!」





サーネはハラの前に立ち手を広げる。




「ハラ!トランをいじめないで!

トランは悪い人じゃない!」


サーネがトランを庇うが、、、


トランはどちらかというと悪い人である。

かなり悪い部類だ。


そして

サーネもハラを知っているようだ。




「!!」





兵士達にも動揺がはしる。





ハラは跪きサーネに頭を下げる。

そして、、、


その目には涙が溜まっていた。


兵士達も一斉にその場に跪く。




「よくぞ、、、

よくぞご無事で、、、」








「ただいま」


サーネは指揮官ハラに抱きついた。

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