165ベルグのいろいろ2
「ただいま
アニキー!!」
バルカが勢いよく帰ってくる。
「おかえり」
トランが言う。
トランよくわからない作業をしている。
何かを削っているようだが、、、
「アニキ!
拠点の前に
すうっっーーごく綺麗な人が来てるっす!」
「あ?」
トランは扉を開けて確認する。
そこには、、
すっかり大人の女性になった
スタイがいた。
「お前か」
トランがスタイを確認する。
「トラン久しぶり」
「ああ久しぶり
とにかく入れよ」
トランはスタイを拠点の中に入れる。
「ありがと」
スタイ
「ここ座っていいぞ」
スタイに座るように言う。
、
、
状況が理解できず、緊張するアルホとバルカ。
「コイツはスタイ
オレの騎士学校時代の同期だ。
今は、、」
トランはスタイを見る。
「今は騎士団で副団長の役職に就いてます。
いきなりきてすみません。」
スタイはアルホ達に頭を下げる。
「副団長!!」
「えっ!!」
いえいえと逆に頭を下げるアルホ、バルカ
驚く2人
「ははは
副団長とは
さすがだな」
「いやいやまだまだだよ」
謙遜するスタイ
「どうしたんだ?
いきなり」
トランは優しく聞く
珍しいトランの姿をみる2人
「オレ、用事を思い出しました!
ちょっと出てきます!」
気を遣うアルホ
「あっ!オレもっす!」
バルカはアルホについて外に出ていく。
「なんだか
気を遣わせてしまったね」
アルホ達が出て行った扉をみるスタイ
「アイツら
どうしたんだ??」
よくわかってないトラン
「、、、」
トランはスタイに視線を戻す。
「ベルグに花をもらったんだ。」
スタイが切り出す。
「ああ知ってる。
スターリムの花だろ?」
トラン
「、、、
あの花、スターリムって言うんだ、、、。
調べても出てこなくて」
「夜にしか咲かない珍しい花だ
冒険者に採取依頼が来るぐらいだからな。
普通の図鑑には載ってないだろう」
トランが言う。
「そんな珍しい花なんだ、、、」
驚くスタイ。
「ああ
アイツかっこつけてるが、結構苦労したんじゃないか。
ははは」
ベルグを笑うトラン
スタイの表情が少し緩む
嬉しそうに視線を落とす。
「ベルグはなんで私にそんな花を渡したんだろう?」
トランを、みてスタイは言う。
「知らん」
切り捨てるトラン
「トラン、、、冷たい」
トランを睨むスタイ
「ベルグに聞け!
なんでオレに聞くんだ!」
呆れるトラン
「トランはベルグと仲いいし、
聞きやすいし!」
、
、
勢いよかったスタイが下を向く
「ベルグは王国では英雄で、
人気者で
強くて
優しくて
かっこよくて、、、
私が喋りかけれるような、、、」
、、スタイは大人しくなる。
、
、
、
トランが口を開く
「ベルグは自称天才のいけ好かないやろうで、
かっこつけで
剣士オタクで
すぐ人を巻き込んで
どうしようもない
オレの友達だ。」
「、、、」
「周りがベルグをどう評価しようが関係ない。
オレから見えるベルグは変わらない。
お前が副団長になろうが、
団長になろうがオレには関係ない。
お前はただのスタイだろ?」
、
、
、
「、、、
トラン
、
、
ありがと
ベルグと話してみる。」
ペースダウンしており申し訳ありません。
細々と頑張ります。