161 古の魔物
「なぁ?
ベルグ、古代種ってなんなんだ。」
「僕も古代種襲来を受けてから
いろいろ調べたんだけど、、、」
「古代種は僕たち人が生まれる前から
存在していたとされているね。
本当かどうかはさておき、1300年前の
古い記録にも古代種が出てくる。
それ以上古い記録は残って無いから
それ以前の古代種がどんなだったかはわからないけどね。
わかっているのは1,300年前から古代種はいて地上最強の生物として君臨している。災害級の魔物や神として扱われてたって事」
「1300年か、、、
古いな」
「そうなんだ。
そして現在、確認されている古代種は
海帝ハリヤ
空帝ナルヤ
地帝サタヤ
森帝マダヤ
そして最近、確認された雷を纏うの古代種
を入れて5体、
トランが遭遇した古代種も入れると6体になるね。」
「そんなにいんのかよ!?
やべーな」
トランは何故か喜ぶ
「実際、古代種はこちらから近づかない限り
攻撃してくることはないし、自分のテリトリーみたいなのがあって、そこから出ないんだ。
だから
今まではそんなに危ない存在ではなかったんだけど、、、」
「雷の古代種か?」
「そう、、、
トランが遭遇した古代種は移動しそうだった?」
「いや、アイツはあの場所からは動かないだろう。門番みたいなやつだからな」
「普通そうなんだ。
雷の古代種だけ特殊なんだよ。
移動するからね。
古代種は人の力ではどうする事もできない。
古代種が本気で人類を標的にしたら、人類はすぐに滅亡するから、、、
雷の古代種はかなり危険と言えるね。」
「大丈夫なのか?
そんなのほってて」
「そうなんだけど、
戦ってどうこうできる相手じゃないから
被害を最小におさえるような方向で対策は進めてるよ。
古代種の行動目的がまったくわからないから
なんともいえないけどね。
人類が今まで滅亡してないって事は、
古代種の標的になってないって事だから、、、
あまり気にしなくていいのかもしれないね」
「雷のヤツ
戦ってみたいけどな」
トランが笑う
「たしかに周りの
被害を気にしないでいいなら
リベンジしたいね。」
「「「、、、」」」
頭のおかしな二人を遠目でみるクラン「箱」のメンバー達。