154 アラグ
「弟子になりたいって言うが、オレに何を学びたいんだ?」
トランは銀髪少年に聞く
「トラン様の強さを近くで学びたいのです!」
真っ直ぐ見つめるアラグ
「強さね、、、」
トラン
「はい!」
「オレのところに来なくても
お前は後1、2年もすればオレより強くなるぞ
なぁ?ベルグ」
トランは驚くべき事を言う。
驚くアルホとバルカ
「アラグは僕たちが学生の頃と比べると、
恐ろしく強いからね」
ベルグが言う。
「いえいえ!
トラン様!ベルグ様!
に比べたらまだまだ未熟者です!!
それに、、、」
「それに?」
ベルグが聞く
「私の思う強さとは、、、
1、2年では到底身につくものではないと
思っています。」
アラグはトランをみる。
トランは眠気の漂う瞳でアラグをみる。
「「、、、」」
「、、、」
「オレ達のクランは特にやる事ないぞ?」
「それでも構いません!!」
、
、
スー
、
スー
目を閉じて?考える?
トラン
スー
、
スー
、
、
バシっ
「どのタイミングで寝るんだキミは!」
ベルグはトランの頭を叩く
「すまんすまん
ついな」
つい?
何がついかわからないアルホとバルカ
、
、
そして突然
「アルホ」
トランが何故かアルホを呼ぶ。
「はい!」
「銀髪と今からギルドに行って
冒険者登録のやり方を教えてやれ」
「アニキ!」
「!!」
嬉しそうなアルホとバルカ
「トラン様!」
喜ぶアラグ
、
、