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眠る少年トラン  作者: たみ
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152 ご機嫌アリサ

152 ご機嫌アリサ



「アリサ、

戻ったぞ」

トランは帝国から帰ったことをアリサに言う。




「戻ったぞ!じゃないですよ!


トランさん!!

すぅっっーごく心配したんですから!」

トランが帝国に行った事をアリサは心配してたのである!




「大丈夫だ。

怪我はない」

何もなかった事を伝えると


「トランさんを心配したんじゃありません!!帝国の人々を心配してたんです!」



「は?」




「いきなり「赤獅子の牙」と戦争をはじめないかとか、未知の魔法を爆発させたりとか、帝国ギルドともめないかとか、

、、、とか

、、

とか

とか

とか


もう心配だったんですから!!




「お前、妄想がすぎるぞ、、、」

呆れるトラン



「すぎません!

いつもいつも冗談だろって事

平気でやるじゃないですか!」




「はいはい」

聞き流すトラン





「でも、まー

今回は許しましょう!!」





「ん?

お前なんかあったのか?」

いつもならもう少し長いはずのアリサTimeが

短い事に異変に思うトラン。




「ふっふっふっふっ」

腰に手を当てて笑い出すアリサ



「、、、」

怒りすぎでついに狂ったかと思うトラン






「コレが帝国ギルドから届きました!

感謝状です!」

一枚の封筒を見せるアリサ。

高級な雰囲気があるがトランには判別できない。


「は?」

状況を理解できないトラン





「遅延していた高難易度の依頼や

地震の影響で帝都で増加した魔物の討伐、

他にもたくさん。


クラン「箱」のメンバーの皆さんに

非常に助けられたと書いてあります。


文句も言わずたんたんと依頼をこなして、

冒険者の鏡とまで書いてあります!


王国ギルドは優秀な冒険者がたくさんいて羨ましいとも、、、」


「それはよかった」

たんぱくなトラン




「予想通りですが、

反応薄いですね」

睨むアリサ





「依頼がないなら帰るぞ」

帰ろうとするトラン





「あります!」




「どんな依頼だ」




「最近ですね!王都周辺に、タナ平原の強力な魔物がおりて来ているんですよ!


それの討伐をお願いしたいんです。


ここだけの話しなんですが、

タナ平原に星が落ちたとかで、その影響のようです」




「星?!」



「はい!

とてつもないクレーターができてまして

まだ炎が残ってるぐらいです。

現在は騎士団と協力して調査中です。」



「、、、」

考えるトラン



「その依頼を受ける。」



「ありがとうございます!!」




「人手は足りてるのか?」



「正直厳しいですね、、、

トランさんはめちゃくちゃ依頼早いので助かるんですが、そんな冒険者ばかりではないので、、、

それが普通なんですが、、、」




「アルホ達にも言っておく」



「ホントですか!

Aランク冒険者3人がかりとは贅沢過ぎるんですが、助かります!!」





「アリサ、別件なんだが調べて欲しい事がある。」




「はい!

どんな内容でしょう」




「魔族についてだ。

なんでもいい、出来る限り情報が欲しい。

Aランクの権限を使ってくれて大丈夫だ。」




「魔族?ですか、、、

わかりました!!

任せてください!」




「頼んだ」


そういうと

トランは去っていった。









「竜の次は

魔族か、、、」


1人呟くアリサ


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