150 魔族
150 魔族
「コイツは魔族だと思う。」
トランが言い放つ。
「「「魔族!?」」」
全員が反応する。
「ああ
竜を探してる時に昔の伝説やら文献を調べてた時期があってな。
その中に魔族の話しがあったんだ。」
「どんな内容だったんですか?」
アルホが聞く
「『魔族は闇のように黒い肌
と雪のような白い髪』 とあった」
「同じっす!」
バルカが反応する。
「確かに」
ベルグ
「そこにヤハラマーン王国の場所のヒントはなかったの?」
「はっきりした場所の内容はない。
書いてあったのは『魔族は魔界からくる』だ。」
「魔界!?」
驚くバルカ
「魔界なんてあるんですか?」
アルホ
、
、、
「、、、
僕は一人だけ魔界にいった事ある人間を知ってるよ」
ベルグが驚きの事実を言う。
「ほんとですか!?じゃあその人に聞けば」
アルホとバルカが明るくなる。
ベルグが話し出す。
「魔境フヤキータ山脈、別名『魔界の門』
、、、
そこに行って帰ってきた頭のおかしな人間が、ここに一人いるじゃないか。」
視線がトランに集まる。
女の子もトランをみる。
「、、、」
「アニキ」
「ああ、確かに『魔界の門』には行った。
偶然だが、門も潜った。」
トランは青亀やシェンを思い出す。
「さすがアニキ!!」
「すごいっす」
喜ぶ2人
「だが、あそこは魔界じゃない。
コイツのような種族はいない。」
「やっぱりね」
そしてまた考え出すベルグ。
残念がるアルホとバルカ
トランの言葉を聞き
下を向く女の子
、
、。
拠点が沈黙する
、
、、
、
「大丈夫だ、
オレはこういうのは得意だ。」
トランは、下を向く女の子の頭をまたポンポンとする。
「ベルグ」
「ん?」
「王国や騎士団の資料で魔族の情報集めれるか?」
「大丈夫だよ」
「そっちは頼む。オレはギルドや情報屋を当たってみる。」
「アルホ、バルカ
冒険者から情報を集めてくれ、
コイツの事は言わない方がいい。」
「「了解っす」」
「わかったよ」
クラン「箱」が動き出す。
トランは楽しそうに笑う。
いつもありがとうございます。
ついに150に到達です!!
気づけば100,000字も書いていました。
他小説に比べると圧倒的に少ないですが、
嬉しいです!!
読んでくださる方がいるので、
続けることができました。
誠にありがとうございます。