148 第7章 黒い女の子
トランは事情を話し出す。
闇市場で見つけた事。
そのままにしておけば女の子に危険が及ぶ可能性が高かった事。
「でどうするのその子」
ベルグが聞く
「元いた場所にかえす。」
トランは簡単に答える。
女の子はトランの言葉に反応する。
、
、
ぐー
お腹が鳴る。
女の子が恥ずかしそうにしている。
「とりあえず飯にしよう」
トランが言う
「そうだね」
ベルグが言う。
不安そうな女の子
「大丈夫だ、
あの自称天才の作る飯は美味いぞ」
トランは女の子の頭を優しくポンポンと叩く。
ベルグは トランって子供に優しいよな
と思っていた。
、
、
クラン「箱」と謎の女の子はご飯を食べる。
ベルグが話す
「この子を元いた場所にかえすって言ってたけど、
トラン、元いた場所知ってるの?」
「知らん」
トランが答える。
「ダメじゃないか」
呆れるベルグ。
「ベルグ、心当たりはないか?」
「いや、、、
さすがにわからないよ、
この子のような特徴の部族は見た事ないし」
「そうか、、、」
考えるトラン
「お前どっから来たんだ。」
トランが女の子に聞く
「そもそも言葉通じるの?」
「、、、」
女の子は何も話さない。
話せない?
のか
言語が違うのか?
「*****」
女の子が口を開く。
しかし聞いた事のない言語
聞き取れない。
「ベルグ、ヤハラマーン王国ってどこにあるんだ?」
「「、、、」」
「トラン、まさか君
その子の話す言語わかるの?」
「あ?
お前ら分からないのか?」
「分からないっす」
アルホ
「同じくっす」
バルカ
「まったく聞き取れないよ」
ベルグ
「、、、」