146 ただいま
トラン達は王都に帰ってきた。
「おかえりー」
ベルグが拠点で料理作っていた。
「「ただいまっす!!」」
「ただいまー」
トラン達は持っていた荷物を置く。
「荷物出すぞ」
「はい!ありがとうございます!」
「ありがとうございます!」
トランは空間から次々と荷物を出していく、
「いつ見ても便利だねその魔法」
ベルグがトランの空間収納魔法を羨む。
「かなり魔力使うけどな」
トラン
トランは帝国で手に入れた道具やアイテム、魔物素材などを空間収納に入れて持ち帰っていた。
「結構やばい物もあるからな、検問で引っかかるとめんどくさい。」
トランは密輸してたのである。
犯罪である。
「、、、」
ベルグ言いたい事がたくさんあるが、
何も言わない。
いつもの光景だった。
「この本と道具はアルホか?」
「はい!」
「この、肉の塊はバルカ」
「はい!」
「なんでアニキに肉なんて持たせるだ!
肉なら王都にもあるだろ!」
怒るアルホ
「ごめんなさいなのだ」
反省するバルカ。
「ははは」
笑うベルグとトラン
「あっ!アニキこれなんすか!?」
「あー
それはオレが買ったやつだ。
魔道具だ」
腕輪型の魔道具があった。
「魔道具!!」
目を輝かせるバルカ
「コレはお前らに渡しとく」
魔道具は全部で4個。
「ベルグ、
お前の分もだ。」
トランは全員に腕輪型の魔道具を渡す。
そして自分もつける。
「トランこの魔道具何?」
ベルグがみんなが気になってた事を聞く。
「連絡装置だ。
魔力を使えば離れていても
簡単なメッセージが送れる。」
答えるトラン。
「騎士団の緊急連絡装置と同じ原理だね。
、、、
こんな貴重な物どうしたの!?」
「あー
闇市場だ、表ではさすがに買えない。
オレは単独で行動してる事がほとんどだからな、こういうのあったら便利だろ?」
「「便利です!!」」
アルホ、バルカが興奮する。
トランと会えない日が長いと不安になるからだ。
「確かに便利だね」
納得するベルグ
「よし、
これで荷物は最後だ。」
トランは空間から最後の荷物??を取り出す。
「「「!!!!!」」」
その荷物は人型で非常に怯えている。
女の子?のようにも見えるが、、、