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眠る少年トラン  作者: たみ
142/345

142 帝国ギルド 感動の出会い



トラン、ヤラク達はギルドの客室に案内されていた。ギルドマスターが気を利かせたのだ。


「会いたかったぞ!!

想像してたより、若いな!」



「オレは会いたくなかった。

アンタは想像してたとうりだな。」

トランはめんどくさい奴を想像していた。

的中である。



「がっはっはっは

バレていたか!!」

ヤラクは笑う。




「オレ達が帝国にきてるの知ってたんだな。」

トランが聞く。



「ははは

当然だ!!」


「トランくん!

君達、隠すきないでしょ!

普通に観光してるし、こうしてギルドも来てるし、それに目立ってるし!!」



「ははは」

トランは笑った。

アルホ達は笑っていない。何が面白いのかわからない様子。


「お陰でたのしめた。」











「で、オレに会いたがってたみたいだが、

何か用件でもあるのか?」




「用件などない!」

ヤラクは言い放つ



「あ?」

眉を寄せるトラン



「この目で貴様を見たかったのだ!!」

ヤラクはじっとトランの瞳をみる。



「面白い目だ。」

ヤラクが呟く





「、、、」




ヤラクはアルホ、バルカにも目を向ける。






緊張する二人







「そうだ!!

わたしは帰らねばならんのだった。」

ヤラクが慌て出す。


「君のせいで今、側近達は大騒ぎしてるよ」

ナハラサがヤラクを睨む



「ははは

すまんのだ!!」

ヤラクは笑う。



その時ドアがノックされる。


トン


トン





「ヤラク様!迎えの方がお見えです。」





「ははは

優秀な部下達だ!

見つかってしまった!」


「見つかったしまった! じゃない

帰るよヤラク」



あっという間に


帰るしたくをするヤラクとナハラサ



「じゃまたね。トランくん」

「トランまた会おうぞ」




ヤラクは帰ろとし立ち止まる。



「トラン!

お前のクランには強者が揃っているな!

もっと上は目指さんのか?」




「あ?

興味ない」

トランは言う。



、。




ヤラクはまたじっとトランの瞳をみる。



「ははは

そうかそうか」




「さらばだ」

「またね」








ヤラク、ナハラサは帰っていった。


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