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眠る少年トラン  作者: たみ
141/345

141 帝国ギルド Aランクは危険




ドドだーーん!!



ギルドの前で何かが爆発したようだ。音と衝撃がギルドを襲う。


その衝撃でギルドの正面扉が燃えながら吹き飛ぶ。

ギルド内にいた冒険者たちはいっせいに他の出口から逃げ出す。



残されたトラン達、、、

そして受付嬢




正面扉

一人の男が入ってくる。


トラン達は警戒を強める。

受付嬢はうずくまり震えている。





男の足音だけがギルド内に響く


トッ


トッ


トッ


トッ



男の瞳は赤く

燃え上がるような赤い髪

獣のような犬歯が口元から覗く




男がトランに喋りかける。

「貴様がトランか?」


「そうだ

あんたは?」





「オレはヤラクだ!!

会いに来てやったぞ!!!

がっはっはっは」


ヤラクはやたら大きい声で名乗り

笑い出す。


冒険七王:獅子王ヤラク登場である。





ヤラクの名前を聞き受付嬢は

いっそう震える。



、、



混沌としたギルドに


、、




「ヤラク!!

なんで普通に入らないだ!君は!」


もう一人の

冒険七王:剣舞王ナハラサ登場





「オレの前に立ち塞がるものは

すべて燃やすのだ!!」


ヤラクはやばい奴だった。


受付嬢は泣き出す。

「私は今日ここで死ぬんだ

あああぁ

お父さん、お母さんごめんなさい」


「フッ」

泣く受付嬢を見て何故かトランは少し笑った

最低である。



「燃やすのだ じゃない!!

これ全部クランで弁償するんだからね!」

怒るナハラサ


「ああ

そうだったすまんすまん」

頭をかき謝罪するヤラク



偶然か必然か

帝国ギルドにAランク冒険者が5人集結したのである。そのうち2人は冒険七王という


冒険者の本能 Aランク冒険者は危険


事実のようだ。


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