139 帝国ギルド
139 帝国ギルド
トランは帝国ギルドにきていた。
面白そうな依頼がないか探しに来たのである。
アリサには討伐依頼大好き狂人と思われているが、実はトランの討伐する魔物にはある傾向がある。
食べれるのである。
トランは食べたい魔物の依頼を受けるのだ。
トランは料理などはできない。
だから、依頼で倒した魔物を食べ生活するようになった。
一部の魔物の肉は高級食材として扱われる事もあり、非常に美味しい。
その美味しさを知ったトランは魔物しか食べなくなり、討伐依頼ばかり受けるようになったのだった。
「 B級上位 ガチラ
知らないな、、、
食えんのか」
「あんた見ない顔だな」
知らない冒険者に話しかけられる。
「ああ
最近、来たんだ。」
「そうなのか。」
冒険者は親切だった。
「その依頼はやめとけ
半年ほどまえに Bランクパーティーがしくじってよ。それっきりみんな受けなくなった。
結構有名なパーティーだったんだがな。
干された依頼だよ」
「半年か結構だな」
「そうよ
ユニークっぽいらしんだ。
だから B級上位ってのも当てにならん
みんなビビッてるんだよ。
オレもだけどな!ははは」
冒険者は笑う
「この魔物食えんるのか?」
「は?
いや滅多に出ない魔物だからな
、、、」
「ありがと
この依頼にするは」
(とりあえず食ってみるか、、、)
「おい!
あんたさっきの話し聞いてたのか!?
死んじまうぞ!!」
冒険者は必死に止める。
冒険者はやはり親切だった。
トランは受け付けに依頼書を持っていく
「この依頼を受ける」
「、、、
この依頼は B級上位ですよ。
B級パーティーで挑む依頼です。」
受付嬢は依頼書とトランをみる
「パーティーも見当たりませんし、
あなた B級にも見えませんが、冒険者カードを確認させてもらいますよ?」
「ああ
オレは B級じゃない」
「やっぱり
あまりカッコつけると命を落としますよ!」
受付嬢はやっぱりと言う顔をする。
「オレはA級だ」
トランは金色の冒険者カードを受け付けに見せる。
「、、、」
「「!!」」
ギルドが一瞬静かになる。
「マジかよ、、、」
先程の冒険者が口を開けている。
「しっしっ失礼いたしました!!
すすぐに手続きします。」
受付嬢は慌てふためく。
そして
トランは依頼に出かけるのであった。