137 バルカ美食会
トラン、アルホはバルカの帝都美食会に参加していた。3人は多くの出店が並ぶ市場にい来ていた。
「あ!アレ!食べたい!」
バルカが目を輝かせて焼き魚に飛びつく。
「おじさん!
コレ3つください!!」
トランとアルホの分もしっかり頼むバルカ
「はい!
アニキとアルホに」
串に刺さった焼き魚を渡すバルカ
「ありがとう」
「ありがと」
バルカの頭を軽く撫でるトラン
バルカとアルホ
大きくなったと言ってもまだあどけなさが残る。
「うまい!!」
バルカが魚を食べて叫ぶ
「たしかに美味しい!」
「たしかにうまい!」
続く2人
「うまい!うまい!
ガブ
ガブ
、、
でも」
我を忘れかぶりついていたバルカが我に帰る。
「どうした?」
「アニキがたまに持ってきてくれる魚も
ちょーうまいっす!!」
「ああ!確かに!
あの魚美味しい!」
アルホも賛同する。
「ニジマスな
アレは確かに絶品だ」
トランが自慢げに腰に手を当てる。
「あの魚、王都で一度も見た事ないですよ!
どこのなんですか?」
「ふっふっふっ
アレはな、、、」
トランが勿体ぶる。
「フェルニーナ村の湖から取れるんだ。」
「初めて聞きました。
幻の魚ですね!!」
「さすがアニキっす!!」
「アニキ
なんでそんなすごい魚知ってるんですか?」
アルホが疑問を聞く。
「そこの湖に友達がいるんだ。
そいつがいつもくれるんだ。」
トランが答える
「えっ!友達ですか!」
「友達!」
アルホとバルカがビックリする。
トランはあまり知り合いがいない。
トランの事を知っている人もいない。
しかしベルグのようなとんでもない
友達がいるので、
トランの友達が気になる2人、、、
「そうだ。だからたまに魚を持って来る時はそいつのとこに行ってるんだ。」
「どんな人なんですか?」
「魔法の才能があるなアイツは
天才かもしれん。
あと魔物と喋れる」
「すごそうな人ですね」
「さすがアニキの友達っす」
とてつもない人物を想像する2人。
「今度一緒に行くか?
あいつ絶対喜ぶから」
「「いきたいっす!!」」