134 帝国検問
トラン達は帝国の領内に来ていた。
アルホ、バルカもついて来ていた。
「あれが帝都の検問ですね」
巨大な門の前に数えきれないほどの人が並んでいる。どうやら検問待ちの列のようだ。
「そうだな
とりあえずあそこの門番ポイのに聞いてみるか」
トラン達は門に近く
「オイ!貴様達!何してる!
そこで止まれ!!」
いきなり門番に止められる。
「勝手に門に近くな!!
中に入りたければあの列に並べ!!」
「あぁ?」
「アニキ招待状ですよ!!」
アルホがトランの耳元で話す。
「あっ
忘れてた忘れてた」
トランはカバンをゴソゴソする。
「オイ!」
門番はいっそう警戒を強める。
「コレ!招待状だ!」
トランはカバンから招待状をだし
男に見せ渡そうとする。
「招待状!?」
男は懐疑的な目でトラン達を見る。
そして招待状を確認し始める。
「こっこっこっ
これは、
たた大変
失礼いたしたしてました。」
男は慌てふためく
「オイ!!
第二小門を大至急開けろ!!
この方たちをお通しする。」
「ははは
さすが招待状
効力バッチリだなぁ」
笑うトラン
「申し訳ないのですが、
身分を確認する規則がありまして、
身分を証明する物はあるますでしょうか?」
「冒険者カードで大丈夫か?」
「大丈夫でございます。」
「バルカちゃんと持ってきただろうな!」
アルホがバルカを睨む
「ははは
あるのだ!」
バルカは胸ポケットを叩く。
「じゃこれだ
確認してくれ」
トラン達は冒険者カードを門番に見せる。
門番はトラン達の金の冒険者カードを見て
一瞬固まる。
金の冒険者カードはAランクの証だ。
普通、門番であっても滅多に見ることはない。
それも3枚同時に
「あ、、
け、け、結構でございます。
確認終わりました。
ご案内しますのでついてきてください。」
トラン達は門番に丁寧に案内され
無事帝都に案内された。
「こちらより先が帝都になります。」
「助かりました。
ありがとうございます」
アルホがお礼を言う。
、
、、
、
帝都を眺めるトラン
「侵入成功だな」
悪い顔をするトラン。
「だめですよアニキ!」
周りを気にするアルホとバルカ。
、
、
、
「さっきの招待客やたら若かったな
子供か?」
門番の仲間が話す
「バカ!やめろ!
あの方々は全員Aランク冒険者だぞ!!」
「えっ、、、
そんなやばい人達
誰から招待されたんだ。」
「、、、
『獅子王』
、
、
ヤラク様だ」
、、
、
、
悪魔がついに帝都に