132/345
132 赤の国の2人の王
「今戻ったよ」
「おお
まっていたぞ!!」
「どうだ!?
トランは?」
「残念ながら
こないって」
「ななな
なぜだ!?
なぜこないのだ!?」
「君に興味ないらしいよ」
「むむむ、、、
お前の誘い方が悪いのではないのか
ナハラサ!!」
「いや
君に魅力がないんだよ
『獅子王』ヤラク」
冒険七王が1人
◆獅子王ヤラク
圧倒的な火力で全てを焼き尽くす。
破壊の象徴。
「で!どうだったのだ!
トランは強くなっていたか!?」
「だから
直接戦ったわけじゃないから
正確にはわからないよ」
「ははは
だが、ある程度はわかるのだろう
『剣舞王』ナハラサは」
そしてもう1人の冒険七王
◆剣舞王ナハラサ
古今東西あらゆる剣術を使いこなす剣の達人。
その剣は斬られた事すら忘れるほどに美しい。
「まぁね、、、」
「どうなのだ!!」
「予想の上を大きく超えてきたね。
アレはすごい勢いだよ。」
「ははは
それは愉快だ!!
ナハラサ!!」
「もしかしたら
もう『者』になってるかも」
「そんなになのか!!
会いたい!!
会いたいぞ!!」
「赤獅子の牙」は唯一
冒険七王が2人いるクラン
全クランの中で、
武力最強をほこっている。