131 新たに蠢く悪
ナハラサ達は帰っていった。
トラン達は会議室に残っていた
「トランさんホントにいいんですか?」
「何がだ?」
「決まってるじゃないですか!
ヤラク様に会わなくていいのかって
事ですよ!」
「なんでそんな面倒くさそうな奴に
わざわざこっちから会いに行かなきゃ行けないんだ。」
「5大クランのクラン長なんて
すごい人脈になりますよ!
ヤラク様と会うの
王族と会うより難しんですから!!」
「いらん」
無機質に切り捨てるトラン
「まー
予想通りですが、、、
なんかもったいない気がします。
帝都にも入れる事なんて滅多にないですし」
「あ?
何言ってる
帝都には行くぞ」
「「えっ!?」」
驚く一堂
「えっ!!
さっき行かないって
」
「アニキ!行くんですか?」
「ヤラクには会いにはいかないと言った」
答えるトラン
「、、、」
「じゃ帝都には入れ、、、
嫌な予感がします。」
青ざめるアリサ
トランは先程ナハラサから渡された封筒をヒラヒラする。
「、、、」
絶句するアリサ
「トランさん、、、
あなたは悪の天才ですか!?
そんな事誰も思いつきませんし、
実行しようと思いませんよ!!」
「帝都にいつでも入れるチケットをくれるなんて、ナハラサは以外といい奴だ。
ははは」
笑うトラン
「遊園地のチケットみたいな言い方しないでください!!
それは限られた人にしか渡されない招待状です。国賓クラスの人に渡す物ですよ!!
招待状の効力だけ使って招待に応じないなんて、、、
そんな使い方していいと思ってるんですか!?
絶対にやめてください!!」
「おっ!複数人可能みたいだ!
アルホ、バルカ一緒にいくか?」
楽しそうなトラン
「ダメー!!」
会議室で叫ぶアリサがいた。
新たに蠢く悪。