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眠る少年トラン  作者: たみ
113/345

113 母校 アルトール騎士学校

アルトール騎士学校は王国騎士団に入隊するための学校である。騎士学校の中で唯一、王族守護部隊に入隊が可能な学校だ。

 王国騎士団は全部で4つの部隊がある。攻撃部隊、王国守護部隊、治安維持部隊、王族守護部隊がある。


騎士学校という名称だが、魔法学も学び王宮魔術師団に入隊する生徒もいる。


アルトール騎士学校の入試倍率は20倍。数ある騎士学校の中で最も入学が難しい学校だ。



「ギル教官!お久しぶりです。」

ベルグが騎士学生時代の教官にしゃべりかける。



「おまえら、久しぶりだな。

学長から知らせを聞いた時は驚いたが、

本当に来るとはな。ベルグ、トラン」



「僕たちの事すぐわかりましたか?」



「ああ、おまえらの代はいろいろあったが、

ずば抜けて優秀だったからな。

記憶に残ってるよ」



「それにおまえらの名前は卒業してからも良くみみにするからな。」



「今日来たのは、、」



「ああ、わかってる。

アラグに会いにきたんだろ。」



「はい。とてつもないと聞いてます。」



「学生歴代最強だな。アレは」



「おい!記録更新されてるぞ。

自称最強」



「だから!

自称してないから!」






学生時代の二人を思い出し

笑うギル教官

変わらない二人が羨ましくなる。





「ここがアニキとベルグさんのいってた学校かー。

スゲーなー」

バルカはアルホにしゃべりかける。

二人もトランについてきたのである。


「ここでアニキが修行してたのか!

すごい施設だな!」

感動するアルホ。




「真面目に修行してくれてたら

助かったたんだけどな!」



「揉め事ですか?」

アルホが聞く。


「喧嘩もしょっちゅうしてたが、

そんなのはかわいい!


教室は爆破するわ、学長室に忍び込むわ、

学生で冒険者登録はするわ、

むちゃくちゃな学生だったんだよ!

コイツは!」

怒るギル教官


「ははは

結構バレてたんだな。」

笑うトラン



「トラン!校長室に忍びこんでたの!」

驚くベルグ


「ああ、学校の設計図が欲しくてな」




「嫌な予感しかしないよ、、、」

いつもありがとうございます。


お忙しい中

誤記訂正を協力いただき

ありがとうございました。

助かりました。


感謝感謝です!

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