110 悪魔トラン
「ダメーーーー!!!!
トランさん!!!!
やめてください!!!
絶対にやめてください!!」
驚愕してトランに掴みかかるアリサ
「今までなんの為の話し合いだったと思うんですか!?
名前を公開しないのも。
所属を公開しないのも
全部全部、争いを避けるためなんですよ!!」
カンカンなアリサ
困るアルホ
震えるバルカ
笑うベルグ
「それを、、、
それなのに、、、
こっちからカチコンでやる??
ビビるだろうな??
面白い??
あなたは悪魔ですか!?
いや悪魔です!!」
「うるせーな
冗談に決まってんだろ!」
呆れるトラン
「うるさくない!!
あなたはいつもいつも
冗談だろってこと平気でやるじゃないですか!」
「絶対にやらないって
約束してください。」
すごく真剣なアリサ
見守るアルホ
「大袈裟なやつだな。」
トラン
「約束してください!!」
怒涛のアリサ
「わかったわかった。
五大クランには手を出さない」
「、、、」
、
、
「はぁ〜
ありがとうございます」
安堵するアリサ
「アリサさん大変だね」
アルホ、バルカに声をかけるベルグ。
頷く2人。
「そもそも
五大クランに手を出す出さないを
議論するじたいがおかしいんです!
トランさんの冗談みたいな行動が世界を大混乱に陥れるかもしれないんですよ。
魔物よりよっぽど危険ですよ!!」
頷く一同
王都で襲われたことを思い出すベルグ。
、
、
、
自身の身の危険をまったく顧みないで、
恐れしいことを遂行する悪魔。
人類の脅威は魔物だけではなかった。
アリサは『悪魔トラン』から人類を守れるのか!?