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眠る少年トラン  作者: たみ
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10 魔物戦闘訓練5 谷底と剣

10 魔物戦闘訓練5 谷底と剣


二人は谷底を歩いていた。


「これを使え。お前のは折れただろ」

トランが自分の剣をベルグに渡す。




「いいの?」

「オレが使うよりお前が使った方がいい」



ベルグはトランから剣を受け取る。


「ありがとう」

「、、、」

「この剣、、、特別な力ん感じるだけど」



「!!」

「わかるのか?」



「なんとなくね」



「その剣の刀身は頑丈な素材にすり替えてる。学校から支給された剣はショボ過ぎるからな。見かけじゃ分からんだろ?」



「、、、すごいことするね。教官にバレたら怒られるよ」



「バレなきゃいいんだよ」

トランは悪い顔で笑う。


、、、

、、、、、


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