灰
冷たい風が 首元を 薄っすらとなぞって
もぬけの殻の鳥の巣がのぞくようになったら
青色の濃い 冬の季節
遠い山には雪がかぶり 朝には 霜が足元を刺すように覆うようになる
自分の中から出ていく暖かさは 白く固まって鼻の前を迷惑そうに通っていく
立ち止まってみる
キリキリ耳が熱くなっていく しかたがない
肌に刺さる痛みを誤魔化すように 自分で手をにぎり返して
溢れてこないようにしっかり抑えてみる
波打ってくる流れ 境界線をなぞる空気
外は外 内は内
冷たい風が 首元を 薄っすらとなぞって
もぬけの殻の鳥の巣がのぞくようになったら
青色の濃い 冬の季節
遠い山には雪がかぶり 朝には 霜が足元を刺すように覆うようになる
自分の中から出ていく暖かさは 白く固まって鼻の前を迷惑そうに通っていく
立ち止まってみる
キリキリ耳が熱くなっていく しかたがない
肌に刺さる痛みを誤魔化すように 自分で手をにぎり返して
溢れてこないようにしっかり抑えてみる
波打ってくる流れ 境界線をなぞる空気
外は外 内は内
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