イケメンとオナラかいじゅう
ようちえんにかよっている、ねんちょうぐみの こいけ めんたろうは、おとこのこにもにんきがあり、おんなのこにもやさしいおとこのこです。みんなからは、イケメンとよばれています。
あるひのことです。イケメンが、いえのおしいれをあけると、そこはしらないおしろのなかでした。
イケメンは、へいしにつかまって、おおさまのところにつれていかれました。
「おまえがしんにゅうしゃじゃな。ろうにぶちこんでおけ!」
おおさまはいいました。
「ま、まってくれよおおさま!おれはわるいことなんかなんにもしちゃあいないぜ。おしいれをあけたらなぜかこのしろのなかに きちまっただけなんだ。ろうにいれるのはかんべんしてくれよ、なぁ?」
イケメンはあわてていいました。
おおさまは、イケメンをろうにいれないかわりに、こういいました。
「しろのちかくのむらに、まものがあらわれたんじゃ。それをたいじしてきなさい。」
イケメンがむらについたとき、ひとりのおんなのこが、まものにおそわれようとしていました。
「あぶないっ!」
イケメンは、いそいでズボンのポケットにあったワゴムをひとさしゆびのツメにひっかけ、おやゆびをぐるっとまわり、こゆびにひっかけます。こゆびをはなすとワゴムがとびだすワゴムでっぽうです。イケメンは、まものにねらいをさだめます。
ビュンッ!
ワゴムは、イケメンのひとさしゆびからとびだし、まもののめにめいちゅうしました。
「ギャーッ!」
まものはさけびごえをあげました。
「いまだ!」
イケメンはそのしゅんかんをみのがさずに、おんなのこをたすけます。そして、いっしょにいわかげにかくれました。
「ありがとう。」
おんなのこはイケメンにおれいをいいました。
「きみになにもなくてよかった。」
イケメンは、おんなのこにイケメンスマイルをみせました。
「でも、あのまもの、どうやってたおそう…?」
イケメンがなやんでいると…。
「ん?」
まもののほうから、ブーブーとおとがします。
「ねぇきみ、この音はなに?」
イケメンは、おんなのこにたずねました。
「あのまものは、からだにわるいものばかりたべているので、くさいオナラをしつづけてるの。みんな、オナラかいじゅうとよんでいるわ。」
おんなのこはいいました。
「…なら、あのほうほうがつかえるかもしれないな!」
イケメンは、あたりをさがしました。
すると、あしもとにYのじをしたきのえだがおちていました。
「よしっ!」
さらにイケメンは、ポケットのなかをゴソゴソとさがします。しかし、つかえそうなものはでてきません。
「なにか たま になるものがあれば…?」
「あの、これつかえますか?」
おんなのこは、ポケットからビーだまをとりだすと、イケメンにてわたしました。
「よし、このビーだまとワゴムときのえだがあれば!」
イケメンは、きのえだの Yのじのわかれているぶぶんに ワゴムをピンとはると、パチンコをつくりました。
そして、オナラかいじゅうにねらいをさだめました。
「あたれーっ!」
ビーだまは、イケメンのおもいをのせて、ビュンととびだしました。そして、すいこまれるようにオナラかいじゅうのおしりのまんなかにめいちゅうしました。
「うっ!おしりがふさがれて、オ、オナラがでない…。」
オナラかいじゅうはさけびました。そのからだが、みるみるふくらんでいきます。
そして………。
……。
…。
ドカーン!!
オナラかいじゅうは、だいばくはつをおこしました。
「ちょっとまってて!」
イケメンはそういうと、ばくはつのなかにきえていきました。しばらくして、けむりのなかからかえってきたイケメンのてには、おんなのこのビーだまがにぎられていました。
「このビーだま、もらってもいいかな?むこうにかえっても、きみだとおもってだいじにするよ。」
イケメンがいいました。おんなのこのはウンとうなずきました。
「そのまえに、このビーだま、あらわせてくれない?」
こうして、このおしいれのなかのくには、へいわになりました。
このあといっかげつくらいは、くにじゅうにオナラかいじゅうのオナラがじゅうまんし、においがとれなかったようですが…。
とりあえずまぁめでたしめでたし。




