表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
晴天  作者: よた
第三章
14/33

第五節 ティータイム

 アントニーはミーシャを食堂に案内して椅子に座らせた。ミーシャは食堂の広さに驚いた。入り口には今日の昼食メニューが十種類近く書かれており、お茶も飲み放題であった。


 アントニーはミーシャを見て言った。


「ミーシャさん。コーヒーか紅茶はいかが? あとお菓子もあるよ」


「紅茶でお願いいたします」


「はいよ。ちょっと待っててね」


 アントニーは、食堂のおばちゃんに声をかけ、紅茶とコーヒーを注文した。何かが削れるような音がしたあと、今度は誰かが勢いよく筒状の何かに息を吹きかけるような音がした。コーヒーの独特な香りがミーシャに届いた。アントニーが戻ってきて、静かに時間が過ぎていった。


 ミーシャは思うのであった。


「このまま何もせず、ただお茶を飲んでいても良いのでしょうか。私にはやらなければならないことがあるのではないでしょうか。でも、今はどうして良いのかが分かりませんから、ただお茶を飲むことしかできることがないのです。はぁ、ビリーは今頃どうしているのでしょう」


 時間がゆっくりと過ぎ、時計を見ながらアントニーは言うのであった。


「さて、そろそろフレンダさんが戻ってくる頃だ。戻ろうか」

 

「はい」ミーシャは答えた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ