舞台設定
アトランティス・エリダンヌ王国
本編の主な舞台。現代でいう地中海の中に位置する円形の小さな島国
人口は数百万人とジパングとり遥かに小さい国。歴史そのものも数百年と浅いが魔法文化の伸びは凄まじく、出生時の魔力保有率は世界一位。
島のほぼ中心には標高1000メートル級の山があるが火山ではなく、丁度南側の麓に学園とエリダンヌ城がある。
国内は主に東西南北中央でエリアが分かれており
中央部:人口密度が最も高い。学園などは主に中央に存在している
北部:自然をそのまま残してあるため、遺跡が最も多い。
東部:畜業、農業が盛んで国営農場などはほとんどこちらだが、街も施設もいくつか存在している。
南部:一番大きな港を持つ王国の玄関口。某ベネチアのような水路街も存在している
西部:工業地帯が立ち並び、曰く少しガラの悪い場所
学園
正式名称は不明(考えてなかったですね)、王立であり「ヴァルハラ」とも呼ばれる。
初等部は国内に数箇所点在しており、学園へは中等部から入ることができる。
中等部→高等部→専門学院とエスカレーター式となっているが専門学院には上がらずそのまま職に就いても特に問題はない。
中等部→普通科(7クラス)、魔法化学科(3クラス)
高等部→普通科(5クラス)、魔法戦技科(5クラス)、魔法化学科(3クラス)
専門学院→教育課、上級魔法科、修士課(博士課)、生産科など(最高5年)
エリダンヌ城にも引けを取らないほど立派な城のような中世の建物だが、生徒に不便がないよう常に建て替えなどはされており、見かえによらず最新設備が揃っている。
アルバート、エリダンヌ夫妻はヴァルハラの卒業生であり、全員専門学院まで上がっている。
昔の賭博闘技場を買収し改築した戦闘訓練施設は、陸上競技場並の広さを誇る闘技場をはじめ、マシントレーニングルーム、クライミングルーム、ダイビングプール、シャワールームといったトレーニング設備を始め、疑似魔法フィールドの展開も可能でどれだけ暴れても設備が破壊されることはない。
学園内には学食の他に噴水のある中庭に屋台(いわゆる購買部)があり、中等部でも利用可能。
王立とはあるが格式ばった固い校風ではなく、生徒はのびのびと過ごしている。
ジパング
アザイ家の出身地、アトランティスより遥か数十万キロに存在する東洋の小さな島国
現代でいう日本がモデルとなった国だが、魔法文化は一切ない。
ライフラインは現代日本と一切変わりない(スマホがまだ携帯電話というくらい)が、この世界には航空旅客機がなく、基本的に外国に行き来するのは船となっている。
今でも内乱が多い国のひとつであり、戦争というよりは合戦に近い戦いが度々起きる。都会と未開発(山岳地帯)ではルールが少し違い、街を管理するのは政府組織だがそのほかの領土を管理するのはその領主となるため、領土内で起きる戦については政府組織は一切の干渉ができない。(過去に領土内の揉め事に政府議員が土足で噛み付いたことが何度があったが、いずれも一族諸共皆殺しにされている)
ミカヅチの家は日本家屋風(二階建てだが瓦屋根だったり井戸があったり)で、隣には道場がある。
ジパングとアトランティスの違いを大まかに言うと
①アトランティスは魔法が存在しているが、ジパングには存在していない
②アトランティスでの戦闘は魔獣の討伐等だが、ジパングは人対人の殺し合いである。
③ジパングが政府組織と領土主に分かれているに対し、アトランティスは国王が一括管理している