ミズチ・アザイ
(注)スクロール先にネタバレ設定があります
本名:浅井瑞稚
出身地:ジパング 身長/体重:152cm/45kg
使用武器:薙刀 魔法素質:水
ミカヅチの一歳下の実妹。ヴァルハラでは魔法化学科1年生
基本的な生活態度はズボラに近いが、武人として強い兄を慕い、食事面等でサポートをしている。内気で引っ込み思案な性格だからか知らない(知っていても苦手)な人間を前にすると必ずミカヅチの後ろに隠れるように立つ。その性格もあってか友達自体は多くはなかったが、小動物的な可愛さがあり密かに人気はジパングでもアトランティスでも高かった。
ミカヅチとは違い「魔導斬一刀流」を習っておらず、薙刀と槍術を母から習い、母亡き後はミカヅチから教わっていた。登録武人としてミカヅチが人を殺め続けてきたことは知っているが、生きるために仕方なくやっていることではあるが納得はできていない模様。
魔法文化の無いジパングではかなり珍しく魔力持ちであるが、教える人間が存在せず運用法が全くわからないので、頭が空っぽになった際咄嗟に発動する事が多く、出てくる魔法は反射魔法などと本来ならばかなり演算能力が必要になる能力のため早く体力が尽きる。魔法化学科は戦技科のようにランクが存在しないため魔力値の格付けはないが、使用できる魔法が水ととても珍しい素質があるためアメリアとクラスメイトのレベッカによって本格的な魔法技術の習得を開始する。
レズっ気のあるレベッカには抱きつかれては頬ずりされたり、王妃には料理開発の助手として駆り出された挙げ句めちゃくちゃ鼻息荒く宿泊を要求されたりと女性人気が高いが本人も別に嫌がってはいない模様。
幼い頃から母の手伝いをしていたため料理が大の得意で、ミカヅチ曰く「ミズチの作るだし巻き卵は神社に奉納しないと罰が当たるレベル」。ワサビは平気だがカラシは苦手。ちなみに燻製も作れる。包丁上手ではあるも野菜の皮むき、肉の筋取りなどの精度は常日頃から戦場で刃物を使い続けてきたミカヅチのほうが巧いらしく、ミカヅチが気まぐれで台所を手伝うことを「妹サービス」と呼んでいるらしい。曰く「妹サービス」が起きた日の食事は美味しさが3割増し。
ジパング人特有の黄色系肌に小柄で華奢。髪と瞳の色はミカヅチとほぼ同じだがミカヅチが強面なので兄妹ではなく親子と間違われやすい。ミズチ的にはかなり不服だが仕方ない。髪型はショートボブでアホ毛がある。
薙刀を扱うが槍術も習っていたため槍のように使うこともある。ミカヅチと違い前戦で活躍しようとせずどちらかというと自分の身を護ることでいっぱいいっぱいなのでディフェンダーとして中衛に位置する。
アトランティスで魔法を習ってからは水上移動や放水射出などが扱えるようになり、その魔法を自分の薙刀に役立たせるよう応用する。圧縮も可能なので自身をペットボトルロケットのように弾き飛ばす事も可能。
ミカヅチ同様ジパングとアトランティスのハーフで、ミズチはウォレムの血を濃く引いたため魔力耐性が付く。魔力もメロウ神であるウォレムの所持していたものをほぼ持っていったので単純量ですらアメリアの魔力の1000倍近い数字となっている。
魔力はあったものの素質がなかったが、蘇生したミカヅチがジパングに戻ってから半年後に行った家族旅行の帰宅時にて乗っていた観光バスが落石による転落事故に遭ってしまう。
車体をスクラップに変えながら転落していく中でミカヅチは既に人間のそれではない肉体だったため折れたバスのフレームや樹木、金属片からミズチとウォレムを庇うも身体を易易と貫通し結局庇ったはずのミズチは即死し、微力ながらも防御魔法を使用したウォレムも瀕死の重傷を負った。ウォレムはミカヅチに後のことを託し、残った全魔力を使ってミズチの中へ乗り移り蘇生。ウォレムはミズチの身代わりとなってミズチを生き返らせたが、その際にメロウ神であるウォレムの意識がミズチに溶け込んだためミズチに水の魔力素質が追加されたこととなる。
ミズチとして意識が戻った時にミカヅチの惨状と身体のことを知り、母が死んで家族が二人だけとなってしまったためその日からミカヅチに対してブラコンともいえる執着を見せる。というよりは元々ブラコンだったが蘇生後のミカヅチの変わり様に戸惑っていた部分が大きく素直に甘えることができなかった。