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捨て雪  作者: 苺恋乳
雪奈の日常
3/13

いってきます

髪の毛を結ぶのはめんどくさくて嫌いでした。

朝は、大好きなお母さんが優しく私を起こしてくれます。

いつもいつも、自分で起きようと目覚ましをかけるのですが、なかなか起きれないのです。

高学年になれば自分でも起きれるようになるのでしょうか。



お母さんと一緒に下の階に行くと先にお父さんがご飯を食べていました。


私はお父さんの期限を損ねないように笑顔で挨拶します。

「お父さんおはよう」


「おう、おはよう」

お父さんは笑顔で返事をしてくれました。


私はいつも自分が座る席に座り、バターを塗ったパンに齧り付きます。

お母さんはお父さんの弁当におかずを詰めています。

お父さんはコーヒーを飲みながら朝のニュースを見ています。



私がパンの最後の一口を食べ終わる頃お父さんはカバンにお弁当を入れて、リビングから出ていきました。


私は慌てて椅子から降りて玄関へ行きます。

そして、靴を履いているお父さんに「いってらっしゃい」を言います。


お父さんは「行ってきます」と言って、私の頭をくしゃくしゃっと撫でてくれました。

私は嬉しくて、髪の毛を結ばずにお父さんにくしゃくしゃにされたまま学校に行こうかな、なんて思ってしまいました。


でも、お母さんはそれを許してくれません。

せっかく綺麗な髪なんだから と綺麗に結ってくれます。



私は、黒色のスカートに白色に英字が書いてある服を着ます。服だけは、私は自分で選びます。

別にそう決められた訳では無いけど、私は寝る前に自分で明日着る服を選ぶのが楽しくて好きなのです。


お母さんはそれを知っているので、私の代わりに用意する事はありません。だけど、時々アドバイスをくれます。そのアドバイスの通りにするととても素敵なコーディネートができます。

なので私は お母さんが私の服を用意した方がいいんじゃないか と少し思いますが、楽しみを減らしたくはないので何も言いません。



歯も磨いて、ランドセルを背負って履き慣れた靴を履いて私は大きな声で「いってきます!」と言います。

するとお母さんは笑顔で「いってらっしゃい」と言ってくれます。


私は家を出ていつも一緒の友達と小学校へ向かいます。

ここまでお読み下さりありがとうございます。




先日髪を切りに行ったのですが、刈り上げようか迷い、刈り上げませんでした。


刈りあげればよかった。

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