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捨て雪  作者: 苺恋乳
プロローグ
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プロローグ

虐待はいけません。

私には名前がありません。



呼ばれる時はいつも お前 とか てめぇ とかそんなのです。



そんな毎日が続きすぎて、本当に名前を忘れそうになります。



だけど、時々、大好きな大好きなお母さんが私の名前を呼んでくれます。


優しくて、暖かい素敵な笑顔で「雪奈(せつな)」と呼んでくれます。



大好きな大好きなお父さんとお母さんがつけてくれた大好きな名前。雪がたくさん降ってる日に産まれたから 雪 って字を使ったといつだったかそう聞ました。


そんな大切な名前も、今のお父さんは一度も呼んでくれたことはないのです。



今のお父さんは私を物として扱います。口答えや反抗はしちゃいけません。

理由は簡単。お父さんの機嫌を悪くさせないためです。


お父さんの機嫌が悪くなると私の大好きなお母さんに迷惑がかかります。


お母さんはとても優しいので、私の代わりにお父さんに蹴ったり殴られたりしてもいいと言います。


でも、そんなのは私が嫌なのです。大好きなお母さんが目の前で傷つけられるのを見たくはありません。

小学二年生なりに、プライドというものは持っています。



このお話はきっと、私がお父さんに蹴られたり殴られたりするお話です。この先何が起こるか私もわかりません。


だって私は魔法の使えない小学二年生だから。

ここまでお読み下さりありかまとうございます。



最近、気づかぬまに蚊に刺されております。ムヒ様様です。痒い。そして暑い。



皆様体調にはお気をつけください。

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