狼少女
三つ首の喉が膨れる。とどめが来る、【ソニックブーム】だ。
『『『ギシャァァァァッッ!!』』』
大蛇が叫びをあげる。……終わった、死んでしまう。悔しいが仕方ない傲慢だった。目を閉じる。「……んっ?」僕は、自分の肌に慣れ親しんだあの温度を感じた。そっと目を開く。ー白銀の毛並み?
「やっふぃー!ドラゴンボーイッ。」
血塗れになった僕を見つめて、白銀の亜人が嬉しそうに目を細めた。
「ありがとうございました。本当に助かりました。」
頭を下げる、死を改めて感じた体は震え続けている。
「良いって良いって!でも、この階に一人はちょっと無茶だよ。」
白銀の髪の毛。その艶やかな髪を後でまとめている。
髪と同じ色の凛とした瞳。そして、その頭の上には大きな耳がピンと立っている。他にも尻尾に鋭い犬歯が生えている。
(『ウルフバイゼル』?)
「あのぉ?ど、ドラゴンボーイって?」
「あぁ!!」声をあげながら手を打つ狼少女。
「そうそう!そのために助けたんだ、単刀直入に言うよ!私のパーティーに入ってよ!!」
「ぱ、パーティーに??」
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