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神子の恩返し  作者: 天天
『共通』パート2
60/63

story4「準備」

 七月三十日。夏休みが始まって十日ぐらい。

 赤ヶ丘は他の学校に比べて夏休みの宿題なんてあんまりないから、宿題に追われることなく、七月も明日で終わろうしている。一般的に言えば、ああ……もう七月終わりか。夏休みがあと一か月しかないとか考えるかもしれない。でも、俺は違う。

「めっちゃ楽しみ」

 早く明後日にならないかなぁなんて思ってる。

 沖縄リゾートには、八月一日に行くってみんなで決めた。一日から八日までの七泊八日。すでに母さんが親父の友達に連絡してあって、コテージも確保してもらってる。後は俺たちが行くだけ。

 というわけで、さっそく準備に取り掛かってるわけなんだけど。

「一週間って長すぎて……どんぐらい着替えとか持って行けばいいのかわかんないな」

 ほとんど旅行の経験なんてない俺には、その準備って工程がいまいち不慣れだ。

 あんまり持って行くと荷物になるし……最低限にするべきだよな。生活用品はコテージに全部揃ってるって言ってたから、着替えと後はなにか娯楽用品。とは言ってもトランプとウノぐらいしか俺持ってないけど。そもそも沖縄ってどんだけ暑いんだろうな? 熱中症対策とかも考えたほうがいいのかな? 少なくともこの辺の気候よりは暑いだろうし。慣れてない俺たちにはきついんじゃないか? なんか暑さを凌ぐためのグッズとか持って行ったほうがいいのかな。日焼け止め……俺はいらないか。男は肌が焼けようが関係ないし。むしろ焼けろってぐらいだし。女はそのへんいろいろ大変みたいだけど。

 なんて考え始めたら……キリがない。終わらないぞ。これ。

「葉介!」

「わっ」

 バタンと扉を勢いよく開けて、レナがいきなり入ってきた。ノックしてください。

「どうした?」

「みずぎ! 買いに行きましょう!」

 は? なんて?

「水着? あ、そうか」

 レナは水着なんて持ってないんだった。そういえば、雫がレナの水着を買うことを想像してニヤニヤしてたな。

「葉介のお母さんがみずぎを買うお金をくれたんです!」

 母さんは今頃、また海外で仕事中だ。帰る前に、俺たち全員にリゾートで使うお小遣いをくれたんだ。なるほど、レナには水着を買う分もあげたみたいだな。

「そうだな……行くか……って、それって俺いないと駄目なの?」

 勢いで行く雰囲気になってたけど、女の子の水着を選びに行くとか、男にはなかなかその中に混ざるのに勇気いるんだけど。ていうか、俺いらなくない?

「葉介に選んでほしいんです!」

「え?」

 お、女の子のファッションとか全くわからない俺に? それは無茶だ。

「いや。瑠璃と雫に選んでもらえば……」

「葉介……行かないんですか?」

「いえ。行きます。行く行く」

 そ、その顔は反則だ……そんな悲しそうな顔をされたら、首を縦に振るしかないぞ。

「ていうか、あんたは買わないの?」

 雫がいつの間にか部屋に入ってきて、レナを後ろからぎゅっと抱きしめてた(なんで抱きしめたの?)。この暑いのに、あんまり密着コミュニケーションはやめてあげろよ。レナが全然嫌がってないからいいけど。

「は?」

「は? じゃなくて。あんたは新しい水着買わないの?」

 ああ。そういうことか。

 俺からすれば、なんで買わないといけないの? って感じなんだけど。

「だって俺持ってるし」

「私だって持ってるわよ。でも、せっかくだから新調するんだから。瑠璃ちゃんも買うって言ってたわよ」

 え? そうなの?

 俺にはそんな考え全くなかった。水着なんて持ってるのでいいやってぐらいにしか思ってなかったし。

「水着だってファッションなんだから。いつまでも同じの着てるとかダサいわよ」

「……じゃあ俺も買うか」

 そこまで言われたら、買わざるを得ない。確かに、近所の海に行くんじゃないんだ。水着ぐらいは新調してもいいかもしれない。

 そうと決まればと、俺は腰を上げた。

「どこ行くんだ? 『兎のお姫様』か?」

「あんたも女物の水着買うならそこでもいいけどね」

 勘弁してください。

 女物しか売ってない『兎のお暇様』じゃ、俺の水着なんて売ってるわけがない。そもそも、俺はあの店入りづらい。

「久々に和良咲のショッピングモールに行こうと思ってるわ」

「ああ……あそこか」

 ユルユルランドのある隣町の和良咲町。駅前にでっかいショッピングモールがあるんだ。あそこならなんでも買える。

「まぁいいかもな。ついでに他にも必要なもんあったら買えるし」

 時間はまだ朝の十時だ。今から行っても、それなりに余裕を持って買い物できる。電車で五分の距離だし。

「電車でおでかけですね! 葉介! 早く行きましょう!」

「わっわっ! 待って待って! 財布財布!」

 そんなに引っ張らないで! ちゃんと行くから!

「葉介ぇ! レナの手を引っ張るんじゃないわよ!」

 お前の目は節穴か!? どう見ても引っ張られてるの俺だろうが!



☆★☆★☆★



 ユルユルランドかショッピングモール以外、和良咲ってあんまり来ないけどな。それでも俺たちの『天泉町』に比べたら全然都会だ。

 そういや……レナにまたユルユルランドに連れて行ってやるって約束したのに、行ってないな。今度改めて計画するか。

「大きいですね~」

「レナ。瑠璃ちゃん。迷子になるから手を繋ぎましょ」

「お前が繋ぎたいだけだろ。恥ずかしいからやめろ」

 もう雫につっこむのも疲れてきた。いや、つっこまなきゃいいんだけどさ。そうしないと欲望のままに動くから、レナと瑠璃がガチで危ないんだ。本当。ガチで。

「まず水着……瑠璃。なんか他に必要なもんあるか?」

「えっと……お菓子?」

 まず出てくるのがお菓子かよ。

「それは別に向こうでも買えるだろ」

「だ、だって……必要な物は向こうで揃えてくれるって言ってたから……すぐには思いつかないよ」

 それもそうか。ついさっき、俺も着替えと娯楽用品以外、考えたらキリがねぇなって思ってたところだった。聞かれてすぐに思いつくってのは無理があるか。

 まぁとりあえず水着だな。その後に考えよう。

「……なぜ私まで来なければいけない」

 サンが不満そうに俺の顔をジロリと見てきた。水着を買うって話になって、サンにも連絡を取ったんだ。『あなたに届けたい』の連絡番号をレナが祭りのときに聞いてたから、今度はこっちからも連絡が取れる。

 明後日から旅行ってことで、サンは一足さきにゼウスから休暇を言い渡されたらしく、呼ぶとすぐに来た。仕事中じゃなくてよかったな。

「せっかく休みもらったんだ。別にいいじゃん」

「……」

「い、いや……さすがに水着は試着して買わないとあれだし……」

 目が怖かった。

 でもサンだって水着は買わないと駄目だろ。まさかリゾートに行って海に入らないとかそんな空気読まないパターンはないし。させないし。

「そもそもみずぎとはなんだ?」

「え?」

 サンも水着知らないの?

 ……まてよ。それならもしかして。

「サン。海って知ってる?」

「……うみ?」

 やっぱり知らないみたいだ。

 神子は海に関心がないのかな? いちおう、世界の大部分は海なんだけど。仕事してるときに見たりしないのかな。

「な、なんだその目は……知っているぞ。うみぐらい」

 その割には『海』って単語が片言だけど。言い慣れてないけど。完全に。

「……」

「……」

「……」

「……」

「……」

「……」

「……」

「……サン。無理しなくていいから」

「む、無理などしていない!」

 顔真っ赤にしてる。可愛いな。おい。

「うみはこれですよ~」

 レナが指さしたのは、案内板に貼られてるポスター。この時期だからか、海の宣伝ポスターだ。

「……これは川じゃないのか?」

 駄目だ。やっぱりレナと同じ程度の知識だ。

「まぁサン。行けばわかる。明後日から行くところは海なんだよ」

「……そ、そうか」

 よほど海を知らないことが恥ずかしかったのか。いつもよりちょっと弱々しい。別に恥ずかしいことなんて全くないんだけど。こういう感じは新鮮で可愛いな。

「サンの水着は私が選んであげるわ!」

「……よくわからないが、任せる」

 ま、任せちゃっていいのかな? 着せ替え人形にされるぞ。

「ていうか、それならレナと瑠璃のも選んでやれよ」

「だって、二人は葉介に選んでもらいたいって言ってるんだもん」

 な、なんでやねーん。

 そういえばレナはそんなこと言ってたけど、瑠璃まで? なんでよ。俺にそんなセンスないぞ。女の子同士で選んだ方が絶対いいでしょ。

「だって、葉介に一番可愛いって思ってもらいたいですもん! ですよね! 瑠璃!」

「う、うん……」

 可愛いこと言ってくれてるけど、その発言はめっちゃ嬉しいんだけど……どうしよう。どんなのが良いかなんてわからないぞ。

「……難しく考えないで、あんたが可愛いと思ったのを選んであげればいいのよ」

「うおっ!?」

「なによ。うおっって」

 いや。雫が俺にそんなアドバイスをするなんて……。

「え? 雫。熱でもある?」

「あんたを灼熱の太陽の下に埋めてあげましょうか?」

 拷問かよ。それならいっそひと思いに殺せ。

 いや、でも今のは俺が失礼だったかも。雫だって、レナと瑠璃に変な水着を選ばせたくないんだろうからな。

 俺が可愛いと思う物か……。

 正直、レナと瑠璃ならどれを着ても可愛いと思うけどな。

「水着売り場は二階ね。早く行きましょ」

「ああ」

「そしてお昼ご飯は葉介のおごりでレストランね」

「ああ……っておい!」

 はめられた。さらりとはめられた。抗議する俺を無視して、雫はレナたちを連れてさっさと行ってしまった。

 うぐぐ……俺ってなにかって言うと飯おごらされてないか。俺はお前たちの財布じゃないんだぞぉ!



☆★☆★☆★



「……」

 自分の水着を三分で決めて、今は俺、女物の水着売り場で一人屹立。

 き、気まずい……けっきょく俺はこうなるのか。だから来たくなかったんだけど。

 試着室の中では、レナと瑠璃が水着を試着してる。いちおう、俺が選んだ水着を。

 とりあえず見た目で可愛いなってのを選んでみたけど、実際に着ないとやっぱりわからない。さっそく試着してるんだけど……待ち時間がきつい。雫はサンの水着を選んでていないし。あー早く試着してくれぇ。

「葉介~」

「お?」

 レナが俺を呼んだ。終わったのかな?

 ガチャリと試着室の扉を開けて出てきたレナ。ふぅ……とりあえず独りぼっちの時間は終わ……。

「……」

「これ、どうやって止めるんですか?」

 出てきたレナは……下だけ水着を着てて、上は生まれたままの姿だった。突然のことに、一度思考停止。レナの少し小ぶりな胸が目の前に……。思考が活動再開したかと思うと、見ろ! 見てしまえ! 凝視してしまえ! と心の中の悪魔が叫んでくる。天使! 俺の中の天使頑張れ! 頑張って戦え! 見てもいいんじゃないかな? おい。天使。お前までなに言ってんだよ。

 ていうか不味い。このままだと他の奴らにレナの裸を……それは駄目だ! その考えに、俺は理性を取り戻した。

「とう!」

「え? どうしたんですか?」

 慌ててレナを試着室に押し込む。だ、誰にも見られてないか? 俺もギリギリ、レナが手に持ってた水着で見えなかったからセーフ! いや、個人的には見たかったけど! 悪魔の叫びに従いたかったけど! 天使に抗ってもら……いや、天使も見ろって言ってたか。

「止め方がわからないんですよ……どうやって着るんですか?」

「し、雫を呼んでくるから待っててくれ!」

 俺だって女の子の水着の着方なんてわからない。俺はダッシュで雫を呼びに行った。



☆★☆★☆★



「はぁ……はぁ……」

 これはレナの裸で興奮してるんじゃない。ダッシュで雫を探し回ったから息が切れたんだ。そうだからな! 決して! 興奮してるんじゃないからな!

「あんた。レナに変なことしなかったでしょうね?」

「する暇もあるか。他の奴に見られないようにするのに必死だったんだよ」

「そうね。そこはよくやったわ。つまり、ゆういつ見たあんたを殺ればいいってことだもんね」

「……俺も見てないっての」

 ギリギリね。

「サンは?」

「今あっちで試着してるわ。可愛いからなんでも似合うのよね~」

 着せ替え人形にされてたサンの姿が目に浮かぶ。まぁサンは本当に嫌なら言うだろうから、大丈夫か。

「お、お兄ちゃん」

 消えそうな小さな声で、俺を呼びながら試着室から瑠璃が出てきた。めっちゃ恥ずかしそうな声なんだけど……試着するだけでこれじゃ、沖縄に行ってからどうすんだよ。

「……」

 瑠璃に選んであげたのは、瑠璃って名前にちなんだ青色の水着。瑠璃色って確か青っぽい色なんだよな。だから、瑠璃にはこの色だと思った。上と下全体に白いフリフリが付いてて、下はスカートみたいになってる。どっちかと言うと子供っぽい印象の水着だけど、おぉ……想像以上に。

(似合ってる……)

 俺のセンスも捨てたもんじゃない。

「ど、どう?」

「……」

「お、お兄ちゃん?」

 は。しまった。見惚れてて得意の調子良い発言もでなかった。いつもならここで「ぎゅってしてもいいか?」だろ。

 では改めて……。

「……ぎゅってしてもいいか?」

「え……? お、お兄ちゃんがしたいなら……」

「マジでっ!?」

「死ぬ?」

 雫の殺気に当てられて、俺は黙り込んだ。今のはマジの声だった。なにこれ? デジャヴ。

「葉介~」

 お。今度はレナか。今度はさすがに着替え終わってるだろ。

 試着室から出てきたレナを見て、俺は言葉を失った。いや。別にまたすっぽんぽんで出てきたんじゃなくて……。

(……可愛すぎね?)

 冷静に。そう思った。

 俺が選んだのは……黄色を基調に、上はレース? だっけな。つまりはヒラヒラになってて、下は横がリボンになってる水着。なんとなく、レナは黄色のイメージなんだよな。雫に最初に着せられたワンピースが黄色だったからかもしれないけど。さっきレナが止め方がわからないって言ってたのは、背中の部分がリングみたいになってて、なんかパチッと止めるタイプだったんだけど、その止め方がわからなかったみたいだ。

 俺……センスいいじゃん。と、自画自賛。

 ぎゅってしたい。可愛すぎる。

「どうですか? 葉介」

「ぎゅってする」

 あ。今度はもうやる前提になってるぞ。俺。

「え? いいですよ~」

「マジですかっ!?」

「殺す」

 雫もやる前提になってるぞ……。

 いやしかし、いいね。水着。買う前はぶっちゃけ乗り気じゃなかったけど。こんなに可愛いとはね。正直思わなかった。さすがレナと我が妹。

「可愛い……もう……やりたい……」

 雫が息荒く、今にも二人に襲い掛かりそうだった。なにをだよ。なにをやりたいんだよ。目が危ない奴になってるから。

「……ていうか、お前、自分の水着は?」

「サンの水着を見てるときにちゃっちゃと買ったわよ」

 こいつ、自分の水着は適当に買いやがって。俺も人のこと言えないけど。

「おい。鳥海雫」

 試着室で水着を試着してるはずのサンの声が、なぜか背後からした。

 え? もしかして……。

「なにをやっている。これでいいのか?」

 水着を着たまま、店内を出歩いていた。

 おぉ……髪と同じ赤色が基調の水着だ。ハイネック? だっけな。普通の水着よりも布の面積が多いタイプだ。下は取り外し可能のストールが付いてて、露出は少な目だけど、そこがサンにすごく合ってる。さすが雫。サンに合う水着を選んでる。

 って、マジマジと見てる場合じゃない!

「……雫。早く連れて行けよ」

「サ、サン! そのまま出たら駄目よ!」

「……なぜだ?」

 水着自体が初めてのサンには、よくわからないみたいだ。まぁ恥ずかしがるよりはいいか……どうせ人前で着るもんだし。雫が慌ててサンを試着室に連れて行った。

「先輩。可愛かったですね~」

「うん」

「……君たちも早く中に入りなさい」

「「あ」」

 いつの間にか、レナと瑠璃も外に出てきてる。うっかりしちゃいました~って感じのレナに対して、瑠璃は顔を真っ赤にしてる。二人の背中を押して試着室へと戻した。

「んで? 二人はそれにするのか?」

「葉介はどう思います?」

「お、お兄ちゃんはどう思う?」

 最後はけっきょく俺任せかよ。まぁでも、俺の答えは決まってる。

「めっちゃ可愛いから俺は良いと思う」

 雫に言われた通り、俺が可愛いと思うものを選んだんだ。俺が選んでいいって言うなら、俺はこれでいいと思う。

「じゃあこれにしますね!」

「私も……」

 ふぅ……決めてくれたか。正直、これ以上試着を続けられたら危なっかしくてこっちの神経がすり減りそうだったから助かった(特にレナとサン)。

「……」

 二人が着替えてる間、ちょっと一息。なんかもう……水着売り場に一人で居るの慣れちまった。周りの目とかどうでもいいや。

 それにしても……。

 神子の格好から離れると、サンもやっぱり……普通の女の子だな。

 神子だって、やっぱり自分のやりたいこともあるはずだ。こうやって遊びに行くことだって。

「……頑張ってくれよ。ゼウス」

 ゼウスが頑張ることで、全部の神子がこうやって生活できるようになればいい。

 神界にはいろんな法律があって、簡単なことじゃないのかもしれないけど。

 少なくとも、俺はそうなってほしいと思うんだ。

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