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來光(A)  作者: 博士
4/30

<鍵>

始まった鬼ごっこも、最初は地味なものだった。

鬼も、何処にいるかなんて最初は分からないからな。

実際、開始100分位は鬼に出会わなかったし。

しかし、勝利の女神はそう簡単に微笑まない。

鬼とはいいがたいが、黒い漆黒のマントを羽織った黒くて・・・なんていうか、黒いな。

そんなやつがすごい高速でこちらへやってきた。

この学校の費用でこんなことができるのか分からないが、なんとかしたんだろう。


やばい・・・


久しぶりに嫌な汗をかいた。

とりあえず逃げるしかない。

そう思った瞬間に俺は走っていた。

楽しい鬼ごっこかと思ったのに、ぜんぜん楽しくないし、はっきりいって怖えぇ。

ふと気がついた。ぜんぜん疲れない。

息も荒れてないし、それにいつもの俺よりなぜか速い様な気がしてならないのだ。

ここであることを試してみた。走りながら自分の頬を思いっきりつねってみた。

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

ふっ・・・

これでようやく分かった。

『夢だな』と。

思いっきりつねってるのにぜんぜん痛くない。

それにその動作を行ってる最中に走ってたのにこれまたぜんぜん疲れない。

夢なら逃げれるな。確実にそう思った。

後1分。

もう楽に逃げれる。15分以上走ってたのにまったく息は上がってない。

そのとき、

キンコーンカンコーン・・・

終わった。

さて・・・豪華商品はなんだろうな。

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