<つまり、棚の中。>
なかなか俺も、たいした奴だ。
あの、酔いにだいぶ慣れたんだから、誰か俺を褒めてくれ。
それはさておき、次の場所は・・・
学校の玄関だった。
玄関にあるのか、と思っていたのだが。
玄関から外に出ようとすると・・・
弾かれた様に、バリアらしきものに阻まれる。
仕方なく下駄箱から学校内へ入っていった。
教務室は、がらんとしており周囲に人はいない。
俺は、なんとなく棚を探し始めた。
今まで鍵が見つかっているのは棚の中が堂々の1位だ。
つまり、棚の中。
というわけだ。
棚を4~5分探していると、小箱はあった。
しかし中には鍵ではなく、紙があった。
【灯台下暗死。夏の活動場所。】
そう書かれてあった。
俺の夏の活動場所といえば、理科室だ。
この学校には、第1理科室、第2理科室の、2つの理科室がある。
どっちの理科室だろうな。
取りあえず第1から行ってみることにした。
のだが、バリアに阻まれてしまった。
仕方なく残りの第2のほうに行ってみることにした。
どうやら当たりのようだ。
この室内は普段は鍵がかかっているが、俺はここの鍵を持っている。
あけてまず探したのは、おなじみ棚。
第1より置いている物が少ないが、そのおかげで探すのが簡単そうだ。
案外簡単に見つかった。
奥の棚の端っこに、ここにいます、アピールしていた。
取りあえず鍵は手に入れたし、ポケットもパンパンだし、
癒しの森に行きますか。