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來光(A)  作者: 博士
11/30

<いや、死ノ銛>

「えっ、鍵を小箱に入れた犯人は、俺だって?

違う、違う。これ、なんかどっかからいきなり、どっさり降ってきたんだよ。

まったく・・・すっげー邪魔。」

「じゃあ、その小箱の中には・・・」

「何も入ってないよ。」

「ところで話は変わるが、ここは何する所なんだ?」

「良くぞ聞いた、この『否師の杜』はね」

「字違うっ!怖えぇ」

「えっ。じゃあ『いや、死ノ銛』はね」

「だから、怖いって!死人が出るよっ。警察沙汰だよ!癒しじゃなかったのっ!」

「癒しです。」

「最初からそういえばいいのに・・・」

といいながら俺もこの会話のキャッチボールを楽しんでいた。

「ここはね、鍵を一時的に預けることができます。」

俺のポケットを見るとパンパンに膨らんでいた。

いくら小箱だからといってドラ○もん見たいな『四○元ポケット』みたいな機能はない。

「それは、ありがたいね。じゃあ、よろしく。」

「こっちに来て。」

と言ったきり歩いて奥へ行ってしまった。

仕方ないので、俺もついてゆく。

奥に着いたところで実友は誰かと喋っていた。

「誰・・・って」

「あっ、博士だ。」

一緒に喋っていたのは成海伊都なるみいとだった。

「何してんの?」

「いやっそっちこそ何してんの?」

「ん?ここの番人。めっちゃ暇でさぁ、で鍵持ってきたって?」

「うん。一応持ってきたけど・・・」

俺は小箱を渡した。

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