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Ⅲ.エレナの幼馴染

「夏の休暇ぶりね、やっぱりここは最高だわ」


船から降りて島に足をつけた瞬間、秋の爽やかで涼しい風がエレナの白銀の髪をなびかせた。

まるでお帰りと島が言ってくれているかのようだ。



数日後、エレナは幼馴染の2人、サラ・ストーンとカイル・ブレイを屋敷に招きお茶をしていた。

王都での出来事をありのまま伝えると2人は憤ったが、結果的にエレナが島に戻ってくれて嬉しそうであった。


「大変だったわね。これからはずっと一緒ね!」

サラは心からの笑顔でそう言った。彼女は子爵家であり領地は持っていない。父親は王都で仕事をしており家もそちらだが、母親とサラはフィーリア島に惚れ込み、小さな屋敷をこちらで購入し住んでいる。

柔らかなブラウンの髪と瞳が人懐っこさを思わせる。


「しかし王家がこれっきりセント家との繋がりを諦めるだろうか?しばらくは用心だな。」

忠告してくれたカイルは貴族籍はもたないが、代々島の医者の家系であり、その優秀さから本土の臨床研究発表会なるものにちょくちょく呼ばれて講演している。王都では平民へ差別的であり、貴族籍をもつ他の医者達から嫌がらせを受けることもあるらしい。その点フィーリア島は平民と貴族との隔たりはあまりなく、最低限のマナーは弁えながらもフランクに接することのできる特別な場所であった。


「カイルの言う通りね。でもまた幼い頃のように2人と気軽に会えるなんて嬉しいわ。これからもよろしくね。あ、サラ、私王都の学院からこっちの美術学院に転入したから、来週から一緒に登校しない?」


「わぁ嬉しい!もちろんよ!あ、あと冬には展示会もあるから、早速作品にとりかからないとね!」


「そうだったわ、題材を早く決めなくちゃね」


3人はティータイムをめいいっぱい楽しんだ。


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