Ⅰ.はじまりは婚約破棄から
はじめまして!
小説を書くのは初めてですが、どうしても書いてみたい物語があったので、更新は遅いかもしれませんが投稿していきますので、よければ読んでみてください!
ここは煌びやかな王宮のとあるホール。
目の前には整ったお顔立ちのこの国の王子様。
その横には彼に寄り添うように立つ男爵令嬢。
周りには証人として王子に呼ばれたのか、様々な階級の貴族達が何人か立っていた。
「エレナ・セント!貴様との婚約を破棄する。そして俺は新たに、スーザン嬢と婚約をする!」
王子の声はホール中に響き渡った。
名を呼ばれたのは、白銀の美しい長い髪と深い青緑の瞳を持つエレナ伯爵令嬢である。彼女はいたって冷静であった。
むしろずっとこの時を望んでいた、と言う方が正しいだろう。
「…承知いたしました殿下。婚約破棄の旨、了承いたしましたわ。」
そう言うとエレナは父親に報告すべく、美しいカーテシーをした後さっさとホールを退場した。
あまりのスムーズさに王子も男爵令嬢もポカンとその場からしばらく動けなかった。
エレナは王宮を出て馬車乗り場でセント家の馬車に乗り込む。
お父様に早く報告しなくては。
エレナは家路を急いだ。




