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A級モンスターよりも怖い人

「なんだ、アースドラゴンですか!良かった死なずに済む!!」


笑顔でメッサが笑いながらぬかしやがった!


アースドラゴン  こいつはドラゴンの中でも一番楽なドラゴンとされている。

なぜかと言うと、ブレスを吐かないし空も飛ばない、ただ硬くてめっちゃデカいだけのドラゴンで、攻撃方法は三つ、一つは噛みつき、鋭い牙で噛みつかれたら鉄の鎧なんぞ意味がない、それくらいの威力を持つ。

二つ目は爪による攻撃方法、これも鉄の鎧なんて意味が無いのだ。

そして三つめが尻尾による攻撃方法、鞭のようにしなる攻撃をうければ即死する。


「お前らおかしいぞ!ドラゴン相手に三人っておかしいだろう!!」


「え?だってギルマスが一緒なんでしょ?」


「ええ、そうですよね」


待てよ君たち!俺が行ってもドラゴンが弱くなるわけじゃないんだよ?何を勘違いしているなかな?


「待とうか!俺が行っても勝てるとは思えないんだけど!!」


「またまたー」


「面白い冗談ですわ」


「面白くねぇよ!っていうか冗談を言った覚えはねぇ!!俺はまだ死にたくないんだよ!」


基本的に話が噛み合ったないよね?ねえ?


「では移動は馬車での移動となります【オーテック】は私とメッサが居るので使えませんし」


「だから行きたくな」


「よろしいですね?」


笑顔でリリーさんが俺の前までくる。


「・・・・はい」


A級モンスターの討伐よりも怖い人・・・・・発見!逆らえねぇ!!

なんかこの頃リリーさんが怖くなってきている気がする、気のせいじゃないと思うぞ!


仕方がないので馬車に乗りアースドラゴンが目撃された場所に向かう。


「私とメッサがサポートに回りますので、マスターは正面から行っちゃってください」


「待て!俺だけガチンコかよ!!」


おかしいよそれ!!ドラゴンに正面から挑むなんて物語のヒーローじゃないんだよ!!


「大丈夫ですよマスターなら」


だからそれがオカシイっての!!なにその妙な信頼感は!!


「頑張ってくださいねマスター、先制攻撃は私で行きます、その後にメッサが足止めをして、後はお任せかせします」


ニコリと微笑むリリーさんの後ろに何かを見た気がしたので急いで返事をした。


「頑張ります!!」


やっぱり怖くなってきている!


目撃された場所近くに着くと、リリーさんとメッサが別々に歩いて行く。

俺は仕方なく武器を取りだして鞘から抜き、いつでも戦えるように待ち構えることに。


『こちらリリー標的を発見、マスターのいる位置から左に五分の森の中です』


『了解』 『了解』


足音を立てずに移動して木陰に隠れながら目視できる位置に到着した、寝ているじゃん。


『こちらルクス、目視にて確認』


『了解、一分後にしかけます』


『了解』 


『こちらメッサ、了解、後に続きます』


そして一分後、始まる!


『しかけます』


その言葉の後にドラゴンの顔がのけぞり目を覚まし、口を開けようとして口が開かないことにきずく。

リリーさんが『氷魔弾』を使い狙撃でドラゴンの口を狙い凍らせたのだ。

その後すぐにドラゴンの左横からメッサが走り寄る。


「グゥゥゥゥゥゥゥ!!」


口が開かないので何とも言えない情けない咆哮だが威嚇をし、そして自慢の爪をメッサ目掛けて振り下ろす。


「【エリアルフィールド】」


テッサは風壁を作りをの爪をはね返しアースドラゴンの横っ腹を思いっきり殴る。


「グロォォォォ」


無論ただ殴ってる訳じゃなく拳に風の力を宿して殴っているのだ、テッサは接近戦特化の風魔導師だからな。

さてと・・・・行きたくないけど行きますか。

俺は体制を低くしつつ走り出してアースドラゴンに向かう。

攻撃が当たる距離になったので取り敢えず一振り!


キィン!


やっぱり固いよ!!まあ予想どうり!!

アースドラゴンは俺に向かい爪を振り下ろすが当たる寸前に横によけてその腕に一振り入れてみる。


「グロォォォォラァ!」


おっ!ちょっと切れた!でもあんまり意味なさそう!!

と思っていたらいきなりくるっと背をむけて・・・って・・・やべえ!!

俺は思いっきりジャンプして迫りくる尻尾を飛び越える・・・・・びっくりしたぁぁぁ!!!

そのまま落ちる勢いを利用して全体重を乗せた剣を背中に向けて放つが、やばいと感じたのかよけられた。

やっぱりアースドラゴンは強いよ!何でこんなの相手に三人で戦ってるの?馬鹿じゃないの?・・・・・・ああ!腹立ってきた!!


『光魔弾使います』


通信の後に目をつぶる、するとアースドラゴンの前あたりで光がはじける。


「グラァ?」


驚くアースドラゴンの一瞬の硬直、それが欲しかった!!


「メッサ!!」


俺はメッサの名を呼びながら思いっきり踏み込み、奴の顔めがけて飛ぶ。


「【ウインドインパクト】!」


俺はメッサの【ウインドインパクト】に押されて勢いをつけて、アースドラゴンの顔にぶち当たる。

そして俺の手にある剣がドラゴンの瞼と眼球を貫き脳まで突き刺さり、ドラゴンが動きを止め横たわる・・・・・・・終わった!


パキン!!


俺の相棒の命も終わった・・・・・やべぇぇぇ折れちまった!!!



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