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最弱ですよ?

『こちらメッサ、一人を処理』


『了解』


俺は手首に巻いてある仲間と会話できる魔導具【テレコ】を使い簡単な会話しながら周りを警戒しつつ暗い路地を進んでいく。

そして一つの扉の前で止まり、中の物音を伺う。


「・・・・てよ!!・・・がい!」


『こちらルクス目標の無事を確認、今から突入する』


『了解、外からサポートします』


会話を終わらせて自分の相棒である一振りの剣を鞘から抜き・・・・・・扉を蹴り飛ばし突入する!


「な?」


一番近くにいた男を柄で殴り意識を断ちさらに踏み込んでもう一人の男を下から上に切り上げる。


「ぐ!!」


切られたところを抑え込みうずくまった所に蹴りを一発入れてその男も意識を断つ。


「動くな!!動いたらこのガキの命は無いぞ!!」


最後に残っていた男が10歳ぐらいのポニーテールの女の子を抱き寄せて首筋にナイフをつきつけていた。


「ひっ」


「お前何なんだよ!武器を捨てろ!!」


すき無くこちらを睨みつける男がわめくように言っていると・・・窓ガラスが割れて男が崩れ落ちる。


『お見事』


『ありがとうございます、私はメッサと掃除をしてます、そちらをお任せします』


『あいよ』


魔道具での会話を見ていた女の子が恐る恐る・・・聞いてくる。


「・・・・・・あの?」


「ああごめん!無事かい?」


「はい・・その、どなたなのでしょうか?」


「俺達は君の救助を依頼されたギルド【ローレライ】だ」



ハウリード大陸にある商業都市フィール、その都市には大小様々ギルドが存在する。

その中の一つ総数15人しかいない小数ギルド・・・【ローレライ】それが俺の属するギルドであり率いるギルドなのだ、つまりは俺がギルマスである。


「さてと取り敢えず君の安全確保のために俺たちのギルドホームに来てもらいけど大丈夫?」


「はい!お願いします」


「その後に親御さんたちに連絡するから安心して」


「はい!」



『こちらルクスそっちの掃除は終わったか?』


『こちらリリー、掃除してひとまとめにしてあります、ついでに警備隊にも連絡を入れたのでゴミのお迎えもばっちりです』


『ご苦労様、今から目標と共に外に出る、リリーは俺と合流してホームにメッサはお迎えが来るまで監視をしてくれ』


『了解』『了解』


「さてと行こうか?」


俺達が外にでると、モデル並みの赤毛のロングヘアをした美人が待っていた。


「お疲れ様ですギルマス、お嬢様も大変でしたねもう大丈夫ですよ」


頭を撫でながら歩き始める。

歩き始めて20分ほどで表通りに出てそこで用意してあった馬車に乗りホームを目指して走らせる。



「着いたよ、入って」


「え?ここですか?でも・・・・」


戸惑うようにその建物を見る女の子・・・・・まあ気持ちはわかるけどね・・・・・だってここバーだもの

この建物全体がギルドなんだけど一階はギルドメンバーの酒好きの趣味でバーをやっていて二階が事務所、三階が俺の住宅となっているのだ。


「大丈夫、飲み物でも出すよ」


女の子の背を押して中に入る。


「いらっしゃい・・・・・ってマスターか、仕事は終わったの?」


中でバーテンダーをしている女性はギルドメンバーでもある、テリス・ガーデン、ボブカットが似合うのん兵衛である。

ちなみに独身で胸もかなりのものを持っているが彼氏はいない。


「無事に確保できたよ、この子がそうだ、テリス飲み物を出してくれ」


「了解」


女の子をカウンターに座らせ出してもらったジュースを飲んで待っていてもらう。

俺は二階に上がり武器を置いた後に遠距離会話のできる魔道具【フォンド】を使い女の子の親に連絡を取り

一階にお降りて、女の子の隣に座り飲み物を頼んだ後に女の子と向き合う。


「親御さんには連絡したよ、あと10分もすればくるって」


パッと笑顔になる女の子を見て助けられて良かったと思う。

ただね・・・・・・この女の子この都市のトップ都市長の娘さんなんだ・・・・普通そんなお偉方の娘さんが誘拐されたら、警備隊が動くか大手ギルドに依頼するかどっちかだだと思うんだよね!!


うちは小数の吹けば飛ばされるような弱小ギルドなんですよ!!

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