表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/7

エルディッシュ 共通①


「嘘……これはきっと悪い夢よ」


買い物から帰宅すると父が首を釣って死んでいた。

遺書には急に借金が出来て、払えない額だからだと書いてあった。


「翼の生えた馬?」


貴族しか買えない特殊な馬の一種ペガセスだ。


「この手綱、競馬用の馬がどうして?」


馬に聞いてもわかるわけがないのに、ついたずねてしまう。


「少し宜しいですか?」

「はい」


弁護士の女性と、恰幅のよい下流貴族(ヴァロン)の男がやってきた。


「貴女の母君は魔導一族のシュヴェアンヴァニウム伯爵家の血を引いておられる。お父上の借金は私との結婚でなんとかしてあげよう」

「そんな事、初めて知りました」


母が貴族であった事をはっきり言われていないが、礼儀作法や降るまいから育ちが良いお金持ちだろうとは感づいていた。


「ですが私は平民なので、男爵様(ヴァロン)とは釣り合いません」

「なあに現状の身分はともかく、血筋を考えれば釣り合いどころか……」


「コホン……クタソーレ男爵、そろそろもう一方のお話を始めても?」

「ああ、かまわんよ」


女弁護士がそこの馬について説明を始めた。なんでもあれが借金の理由であるそう。


「――というわけで、馬主になって頂きたいのです」

「でも馬の世話なんて」

「なあに、我が家で雇えば良い」

「貴女が馬主にならないと、あの馬が契約上殺処分になるそうです」


★馬主になりますか?

〔なります〕

〔結婚します〕

〔ごめんなさい〕

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ