第14話 回遊の砂浜 攻略 ダイジェスト
「さて、昼食も取ったことですし、ボス部屋へ向かいながら道中で料理ドロップ狙いましょうか」
「おけまるー」
剣豪は頭上で手を丸にして肯定した。
✜__以下、ダイジェスト__✜
1戦目
スナマグロ戦
砂中から背びれを出し、海岸沿いの砂浜を悠々と泳いでいるスナマグロ。
剣豪がえいっ、と刀で刺して終了。
ドロップはマグロ尽くし寿司6貫だった。
そもそも今回の目的が、剣豪の弟に贈る寿司を入手することだったので、これには2人とも大喜び。
勿論、この場では食べず、持って帰ることにする。
ツンデレツインテ:全部マグロって良いわよね サーモン尽くしとかも好きよ
無色210:分かる 炙りサーモン好き
2戦目
サザエヤドカリ
巨大なサザエを背にしたヤドカリ。
どちらも生きている状態で共生している、2体で1体の珍しいモンスターだ。
体力が半分になると分離してそれぞれ襲ってくる生態がある。
剣豪がとりゃー、とサザエごとヤドカリを一刀両断して終了。
ドロップはしなかった。
今まで100%ドロップしていただけに少し落胆するが、むしろ今までが幸運だったのである。
アチャチャ:次行こ次!
ラン:ごーごー!
3戦目
超ド級戦艦・雲丹
それは水平線からやって来た。
果てしなく続く水平線を、しかし終わりがあるかのように錯覚させるほど、巨大で、そして無機物的なそれは、ただ海を揺蕩っていた。
黒く、黒く、黒く、ただひたすらに無骨な黒い船体は鉄のような材質であり、圧倒される。
真ん中から弾けたかのように鉄の針が好き勝手に飛び出ており、まるで他の者を拒絶するかのような意匠が見て取れた。
今は敵対していない。だが、一度手を出せば確実に戦うことになる。
勝てるのか? いいや、これと戦うことなど出来るのか?
インゴットは逡巡しながら、冷や汗が頬から落ちた。
だが、やるしかないのだ。これに勝てなければ。否、戦う意思を捨ててしまっては、人ではない。
只、人としての矜持を持つための戦いが、今、始まる──!
──剣豪が"飛ぶ斬撃"を3回ほど撃って終了。




