ザック・バラン
「お前か?お前がカレットを…」
ザックの顔が険しくなる
その瞳に死神を映す
その恐ろしい顔に死神は一歩後ろへ後退する
「その角…おまえたち…魔族なんだよな?
どうしてだ?なぜ人間側の獣人族についている!」
「お前には関係ない話だ!!」
ザックは左手の指輪から杖を取り出す
「オリエン先生!ザックさん!アイツは
相手の動きが読めるみたいです!」
カレットと死神の戦いを観ていたシエルが二人に
死神の強さを伝える
「ありがとうシエル…危ないから下がっていなさい
ザックが動く……ウォータゴーレム」
オリエンは水のゴーレムを2体造りだし
クリアとシエルを保護する
クリアはゴーレムに連れられ
シエルとカレットに合流する
「お前達…助かった…すまなかったな」
カレットは時間稼ぎをした二人に感謝する
「わたし、わたくし…あきらめて…」
「良い、大丈夫だ……ちゃんと動けたじゃないか…」
カレットの言葉にクリアは涙を流す
「デス・パレード!」
死神は大量の鎌を創り出す
「サクリファイスエネミー!」
空中から蜘蛛のような怪物が現れ
鎌を全て回収する
「なに!僕の武器が…」
「だまれ…ライトニングボルトショット」
ザックの杖の先から雷が放たれ死神を貫く
「痛い!(コイツ考える前に攻撃を…いや違う…)
マジックプロテクター!!……コレで雷は…」
「ダークエクステンション!」
死神が創り出した魔法特化の盾を溶かし崩す
「シャインキャノン」
間髪入れず光の玉で死神を撃ち抜く
「ぎゃ」
「コレは…」
シエルはザックの戦い方に唖然とする
「圧倒的…過ぎる…」
「く…ゴーストムーブ」
死神は薄く透過し始めるが
「トゥルーライト」
その魔法も打ち消され
「シャドースラッシュ」
ライトで出来た影が死神をきり裂く
カレットが唖然とするシエルに話しかける
「アレがザックの戦い方だ…」
「ザックさんは心を読まれないですか?」
「いや、どちらかと言うと何も考えていない」
「え…」
「ザックの使う魔法は数百種類…
相手が使う魔法に対応する魔法で打ち消す
つまり…後出しの対応力でその都度考えるんだ」
「打ち消すって…どんな魔法もですか?」
「あぁそうだ、土魔法なら風魔法で朽ちらせ
水魔法なら火魔法で蒸発させる…」
「ちょ、ちょっと待って下さい!ザックさんは
俺と同じ全属性使いなんですか?」
「いや…ザック本人は闇と光しか使えないんだ」
「でも、さっきボルトショット…複合魔法の電気魔法まで使っていましたよ!」
「それはだな、シエルも使役する精霊を糧にして
全属性の魔法を使える様にしたんだ」
「そんな事が…」
「いや、それができるのはザックだけだ…
ザックの凄い所は瞬時の対応力とは別に
精霊12体と契約できる圧倒的な魔力量だ
シエルもルビーと契約しているから知っているだろう
契約する精霊には常に魔力を注がないといけない…」
「それが…12体も…さらに使う魔法の魔力分…」
「デスサイズ!」
死神が新しく大鎌創り出す
「ノックオフ…」
死神の大鎌を弾き飛ばす
「あーもう!なんなんだよ!お前!」
「ホーリーアサルトレーザー」
「く…そ…が…」
圧倒的な実力でグリムリーパーを倒す




