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白黒

夏休みが終わり

魔法学校の二学期が始まる


白いベッドに男が眠っている

シエル・サキムラ

もう数日ほど眠りから覚めない

ベッドの横には女性1人

クリア・トリエリス

やつれた顔でシエルを見守る

両手でシエルの手を包み顔を近づける

握られた手の腕は包帯が巻かれていた

「シエル…」

震えた声が保健室に響き、消える

その声が届いたのだろうか

「う…」

シエルはゆっくりと目を開く

驚くクリア、立ち上がりシエルに近づく

「クリア…ここは…保け」

喋る途中クリアはシエルの頬を引き寄せ


キスをする


シエルは驚き混乱する

「え?…え?」

段々とシエルの顔が赤くなるが

クリアは安堵の表情を浮かべていた

「良かった…」

シエルの頬に雫が一粒

クリアは直ぐに目を擦り

笑顔でシエルを見つめる

「何があったんだっけーーーーーー




夏休み13日目〜(残り27日)

B17ダンジョン…地下10階〜

シエルとクリア、カレット先生の3人は

ダンジョンをゆっくりと進む

地下10階から神殿の様な造りになった地形

上の階層より一層広く探索が難航した


日を掛けて3人は進み

当初の目的の15階へ 

夏休み30日目となっていた

シエルとクリアは魔力操作を完璧にこなし

カレットの補助に回る


15階の主は火を纏った虎の様な魔獣で

レベル72と高かったが何とか討伐を成功させる


「ふーー、何とか勝てたな!久々に本気を出したぞ!」

嬉しそうなカレット

「先生…次に進むんですか?」

「そうだな…後10日か…」

シエルの問いに悩む

「クリアはどうしたい?」

「私ですの?」

「クリアの提案でダンジョンに潜っていたんだ

どうするかはクリアに任せる!」

「そうですわね…」



思い返せば

生徒2人は少し調子に乗っていたのだろう

カレットもそんな2人を心配したが

2人を成長させたかったのだ


「進みますわ!よろしくて?」

「俺は大丈夫です!」

「よし!なら進むぞ!」


15階奥の扉を開けると降りる階段が続く

3人はゆっくりと下ると

赤い扉が見えてくる

「え…」

クリアが扉の奥を調べるため

感知魔法の冷気を広げると

クリア1人唖然とする

「もう…主ですわ…」

「何!止まれ!」

カレットが驚き2人を止める

3人はまたダンジョンを探索するのだろうと

思っていたのだ


赤い扉がいきなり奥に開く

部屋は暗く…空気は重い

戸惑う3人

それを嘲笑うかの様に

吸い寄せられる


カレットは咄嗟にクリアを捕まえるが

シエルは中に引きずり込まれる

「クソ!クリア!シエルが中に入った!私達も行くぞ!」

クリアは声を出さず頷く


部屋に入ると

部屋の真ん中には

大きな椅子が…

椅子にはローブを着ている人骨が肘をつき

3人を見下す

「シエル!大丈夫か?」

「いてて…はい!」

「何ですの…あの不気味な…」


「うるさいなぁ…」

人骨が一言喋ると

さらに空気は重くなり

シエルとクリアは膝をついてしまう

「(コレは…先生が使っていた威嚇!それより…上)」

「2人とも落ち着け…呼吸を整えろ、出来るはずだ」

カレットは真っ直ぐ人骨から視線を外さない

2人はゆっくりと呼吸を整える


「へぇーすごいじゃん」

人骨は子供の様な無邪気な声を発しているが

骨の大きさは大人であり、

それがさらに少し不気味さを与えていた


「(強い…おそらく…三人でも勝てるかどうか…

いや、この状況…連戦…………

負けるか………)」

カレットは脱出用のスクロールを頭によぎる


「にがすとおもってんの?」

「!!(コイツ…心を…)

あぁ!逃げれると思うね!」

「いいねーつよきだね!じゃ…はじめようか?」

人骨は右手を横へ伸ばすと鎌が現れる



グリムリーパー(闇)レベル76



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