魔法の制御
見渡しが良い草原で
クリアと別れ1人で修行に入るシエル
シエルが行う修行は
杖を使わず魔法を武器に纏う為に
魔法の制御を練習する
杖は魔法の数値制御を行い適切な強さの魔法放ったり
魔力変換等を行い身体から魔力を移動させる媒体として
魔法使いを補助しする
シエルはまず座り座禅を組み瞑想をする
コレは昨日カレット先生に教えて貰ったやり方で
体中の魔力を想像する事から入る
日頃から剣の鍛錬で瞑想をしていたので
直ぐに集中し考えを巡らせる
「(血が流れる全て場所に魔力がある、上から頭、首、心臓、肺、右手、腹、右足、左足、背中、左手…よし!いけそう…)」
目を開き右手の人差し指を立たせる
「ホーリーライト」
小さな光が人差し指の爪を照らす
その光は限りなく小さく、2秒程で消えてしまった
「(直径10センチの光を想像したら、1ミリの光が出てしまった…次は…)」
シエルは再び集中し指を立てる
「ホーリーライト」
すると指先から直径3メートルの光が現れる
「うわっ!まぶし!」
手首を振り光の玉を消そうとするが
光の玉はさらに大きくなる
「止まれ!」
慌てて光が消える事を願い魔法を消した
シエルは体中汗だくでになった
光の玉の暑さでは無く
急激に魔力を消費した為に起こった体の反射らしい
さらに集中力も切れ呼吸は乱れ倒れる
「(ヤバい)ハァハァ(急な魔力消費の影響だ!授業で習ったヤツだ…)ハァ……ハァ……」
シエルは仰向けで深呼吸をして呼吸を整える
ゆっくりと起き上がり座禅を組み直す
「(30センチの想像で抑えきれないほどの強さ…)
コレは大変だ…」
シエルは小さな光の玉を維持する練習に移行する
カレットは高い木の上から
シエルとクリアの修行を見守る
天井の明かりが暮れ始める頃
シエルとクリアは遠くの笛の音が聞こえた
この笛は拠点に戻れと言う合図である
2人が拠点に戻るとカレットが夕食を準備していた
「お前達!どうだ進んだか?成果を見せてみろ!」
カレットが2人の修行の進み具合を確認する
まずはクリアが見せる
拠点前に立つと魔法放つ
「行きますわ!アイススパイク!」
拠点から15メートル先からゆっくりと氷の槍が出現する
「良し!進んでいるな!目標の3秒以内50メートル達成出来そうだ!次はシエル!」
シエルは立ったまま手を出し魔法を唱える
「ホーリーライト!」
手の平に10センチ程の光玉が現れる
「何秒いけるか?」
「1時間は行けます!」
「素晴らしい!では明日から別の修行をしてもらう
明日は私がついて行こう!2人とも優秀だ!
さぁ!ご飯にしよう!」
夕食を食べ就寝し
夏休み3日目が終わりを迎える




