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修行相手

ダンジョン地下二階

植物が生い茂りそこら中から獣の声が聞こえてくる


シエルとクリア、カレット先生の三人は

巨大な木の洞に荷物を置き拠点を作り

今後の事をカレットが話し始める

「よし!ではさっきの話をまとめるぞ!

スパイスベアを『二人』に倒してもらう

スパイスベアはレベル34で強敵だ

クリアはレベル14、シエルはレベル19…」

「やっぱりレベルが高すぎるのでは…」

「そうですの!レベルが…」

「おいおいお前達!レベル、レベル気にしすぎだ!

昨日だろ!レベルの事を知ったのは!

レベルはあくまで指標……つまり制限の事だ!」

「制限?」

「そうだ!自身がどこまで自分の能力を引き出せているか数字で表しているだけに過ぎん!

……魔物や生物を倒したからと言って

レベルが上がるわけではない!この際だが言わしてもらうと二人とも能力が引き出せていない!ホントはレベル45前後だろう…」

「そ、そんなに高いですの!?」

「ああ!準備ができ次第…

お前たちの実戦修行を始める!」

カレットは洞から勢い良く飛び出し

高い木に登り、周りを見渡す

シエルとクリアは急ぎ荷物をまとめ

カレットを追いかける


「先生!準備ができました!」

声を聞いたカレットは木を降り走り出す

「ついてこい!」

二人はカレットを追いかけ走る


数分後…

カレットは足を止め

2人の身を潜めさせる

「見えるか…あのウサギ…」

「はい…耳が4つあるウサギですね…遠いですが…」

「このくらい離れてなければ気付いてしまう、そのくらい警戒心が強い生物だ、そしてこの階の一番弱い生物だろう…」

リッスンバニー(土)レベル11

ウサギは土掘りに集中していた

「では…まずクリア…いいか?

お前の氷魔法は遠距離が得意だな、

それは自分を中心として円形に冷気を広げ

範囲の中にいる相手に対して魔法を放っている…

それでは魔力が無駄になったり、

範囲外の相手に対して魔法を当てられない…

つまり広げた冷気を狭め範囲を伸ばすことができれば今より無駄を無くし射程距離を広げる事ができる…」

「はい…ですが、その様な練習はしていますわ…」

「…そうだろうな…だが、

ここからウサギまでと言ったら…できるか?」

「え…む、無理ですわ…」

カレットは不適な笑みを浮かべ魔法を唱える

「ロックスパイク…」

数秒後…岩の槍がウサギの下から貫く

「よし!もう声を出していいぞ!」

小声で話していたカレットは窮屈そうに体を広げ

仕留めたウサギを確認する

「すごいですわ…あの距離を…」

カレットは離れた手つきでウサギをさばきバックへしまう

「クリアにはこの距離まで射程距離を広げ、

このウサギを仕留めてもらう!射程を広げる集中力、

気付かれる前に仕留める速さ!これを伸ばしてもらうぞ!」

「はいですわ!」

「次だ!2人ともついてこい!」

また、走り始めるカレット


深い森…カレットは2人の足を止める

「見えるかこの獣道」

カレットはウサギ肉を獣道に置き

近くの草影に三人は隠れる…

数分後、大きな音を立てある生物が現れる

メタルラットボア(土)レベル20

銀毛に覆われた大きな鼻に鋭い牙、長い尻尾

銀猪鼠ぎんちょそはウサギの肉を勢い良く頬張る

「シエル!次はお前だ!シエルは魔法も多才で剣術も若い頃から鍛錬している分そこら辺の剣士よりつよい…しかしその2つが分離している!分離している理由はお前の武器が原因だな?」

「はい、この武器は大剣、刀、槍、杖に変形します

それに合わせて戦闘スタイルを都度変えています」

「やはり…ではその2つが同時に使えればさらに戦闘が広がると思わないか?」

「そんな事ができるんですか!」

思わず声を上げてしまうシエル

その声に反応して銀猪鼠が向かってくる

「ああ!覚えてしまえば簡単だ!

シエルお前も見ているはずだぞ!」

カレットは銀猪鼠を気にしないで

ガントレットをシエルに見せ魔法を唱える

「パワーアップ!」

「身体強化!そうか…」

「そして、さらに…「サンドストーム」!」

ガントレットの周りに風が漂い、風が砂を取り入れる

「こうやって魔法を武器に纏わせ……」

目の前のカレット先生が消える

その瞬間、銀猪鼠の前に現れ一撃を加える

砂塵拳さじんけん!!」

カレット先生の一撃は

硬そうな銀猪鼠の体毛を砂で削り……貫く!

「シエルには魔法を纏わせ、この硬い銀猪鼠を仕留めてもらう!わかったか!」

「わ、わかりました!」

シエルは背筋を伸ばし、

期待と不安が入り混じった顔で返事をした。


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